介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
総合問題 問114
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 総合問題 問114 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
Lさん(80歳)は、妻(75歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし、左片麻痺が残った。時間をかければ、着脱や洗面など、身の回りのことができる。現在、要介護1で、週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は、70歳ころから軽い心不全(heart failure)がくり返し起きるため、屋内での生活が中心となっている。
Lさんは、自分でできることは自分でやりたいと思っているが、妻は夫の世話は自分の役割と思って、Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。
Lさんはお風呂が好きで、脳梗塞(cerebral infarction)を起こす前は、毎日、湯船につかっていた。しかし、自宅の浴槽の縁が浴室の床から遠く、妻の介助では、湯船につかることができないために、退院後はシャワーを使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら、週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。
[問題]
Lさんが起き上がって自分で上着を着ようとしていると、妻が介助して着せた。
それを見た訪問介護員(ホームヘルパー)の妻への対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Lさん(80歳)は、妻(75歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし、左片麻痺が残った。時間をかければ、着脱や洗面など、身の回りのことができる。現在、要介護1で、週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は、70歳ころから軽い心不全(heart failure)がくり返し起きるため、屋内での生活が中心となっている。
Lさんは、自分でできることは自分でやりたいと思っているが、妻は夫の世話は自分の役割と思って、Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。
Lさんはお風呂が好きで、脳梗塞(cerebral infarction)を起こす前は、毎日、湯船につかっていた。しかし、自宅の浴槽の縁が浴室の床から遠く、妻の介助では、湯船につかることができないために、退院後はシャワーを使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら、週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。
[問題]
Lさんが起き上がって自分で上着を着ようとしていると、妻が介助して着せた。
それを見た訪問介護員(ホームヘルパー)の妻への対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 「Lさんはできますよ、次から本人に任せてみましょう」
- 「次からは、私がやりましょう」
- 「Lさんに楽をさせないようにしましょう」
- 「これからも服を着せてあげましょう」
- 「まず、ご自分のことを心配しましょう」
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この過去問の解説 (3件)
01
残存機能を生かして生活を続けることは、本人の為にも周囲の人の為にも、とても重要な事です。
自分の事は自分で出来ているというLさんの自信にも繋がりますし、リハビリにもなります。
また、妻が手助けする事が難しくなった時に困るのはLさんだという事も含めて、Lさんの妻が理解出来るように説明し、納得してもらえるよう対応するのが最も適切だと言えます。
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02
この場合、妻にLさんが「自分でできることは自分でやりたい」と思っていることを伝え、本人に任せてみませんかと提案することが適切になります。
Lさん自身が体を起こして服を着ようとしている意欲を大切にしながら支援していくことも大切です。
また妻の体の気配りも行うことも必要です。
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03
本人が出来ることまで介護してしまう過介護は、日常生活の運動量を減らすことにつながり、心身機能の低下をまねきます。
妻の尊厳を傷つけることがないように、さりげない声かけで誘導するのが良い方法です。
2.4.本人にしてもらうような声かけをするべきです。
3.Lさんは楽をしたいわけではありません。失礼な声かけにあたります。
5.Lさんは自分で出来るということが伝わる声かけを行なうべきです。
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