介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
生活支援技術 問53
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問題
介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 生活支援技術 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
入浴時のヒートショックに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 高血圧の人は、ヒートショックを起こしにくい。
- ヒートショックは、夏に起こりやすい。
- ヒートショック予防として、浴室・脱衣室と居室との温度差を小さくする。
- ヒートショック予防として、湯の温度設定は高めにする。
- ヒートショックは、入浴前に起こりやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
ヒートショックの大きな原因は、急激な温度変化です。浴室・脱衣室・居室の温度差を少なくすることで、防止することが出来ます。
1.高血圧の人は血圧が大きく変動しやすく、ヒートショックが起こりやすいです。降圧剤を使用している場合は、薬の影響を受ける場合もあります。
2.夏ではなく、寒い冬に起こりやすいです。
4.お湯の温度が高いと、血圧が大きく上昇します。この状態で、寒い場所へ移動すると、急激に血圧が下がり、ヒートショックを引き起こします。
5.起こりやすいのは入浴後です。温まった身体が急激に冷やされることで起こります。
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02
他の選択肢については、以下のとおりです。
1.高血圧の人はヒートショックを受けやすいです。
ヒートショックは急激な温度変化により、血圧が乱高下したり、脈拍が変動することで起きます。ただでさえ、高血圧の人は血圧の変動が起きやすいからです。
2.浴室と脱衣所の気温差が大きいのは冬です。冬に起こりやすいです。
4.お湯の温度は38℃~40℃が適切です。高めに設定すると、温度差もそれだけ大きくなってしまいます。
5.入浴後に起こりやすいです。温度差を想像すると良いでしょう。
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03
急激な温度変化(浴室⇔脱衣⇔部屋など)によって血圧が変動し、心筋梗塞などが発症します。主に、入浴中に亡くなる人が増えています。
湯の温度が高いと血圧が上昇し、しばらくして血圧の低下が起こり、意識喪失につながります。
対策としては、湯はりの際にシャワーを使い浴室内を温めたり、脱衣専用の暖房を用意したりして、温度差を少なくすることが重要です。
以上により、選択肢3が正解となります。
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