介護福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
生活支援技術 問60

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問題

介護福祉士国家試験 第28回(平成27年度) 生活支援技術 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

施設入所者の終末期から死後における家族への支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 付き添いやすい環境を整える。
  • 在宅と比べて、家族への支援の必要性は乏しい。
  • 状態が変化したときだけ家族に報告する。
  • 家族が希望しても、死後の処置は職員で行う。
  • 故人の思い出話は控える。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

最期は出来るだけそばに寄り添いたいというのが、多くの家族の気持ちです。付き添いやすい環境を整えるのは、適切な判断です。

2.在宅も施設も、家族への支援は重要であり、比較は出来ません。

3.適時、家族には報告を行なうようにします。

4.死後の処置は、家族と一緒に行なうようにします。死後の処置を行なうことが、故人との別れを受容することにつながります。

5.控える必要はありません。故人との思い出を話すことが、供養につながります。

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02

1.正しい。付き添いやすい環境を整えることが必要です。家族のための部屋を用意してある施設も多いです。

2~5.誤り。在宅でも施設入所者でも、家族への支援の必要性は同等です。
こまめな情報共有や終末期から死後へ向けた不安など、感情の変化を含めた家族ケアも重要となります。
エンゼルケアという(死後処置)言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これには遺族ケアも含まれます。
死後処置を一緒に行うことによって、家族も「最後まで看取ることができた」という思いを実感することが出来ます。

よって、選択肢1が正解となります。

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03

最も適切なものは4です。ご家族が看取れる環境を作ることは、入所者と残された方の双方の心のケアにつながります。

他の選択肢については以下のとおりです。

2.施設であっても、施設でできる支援があります。選択肢1にあるような環境を作ることや、適時連絡を入れるといったことがあります。よって、不適切です。

3.適宜報告が必要です。

4.ご家族と一緒に行うべきです。

5.思い出話をすることで、ご家族の方の気持ちが整理できますし、供養にもなります。

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