介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
生活支援技術 問49
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問題
介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 生活支援技術 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
排便のメカニズムに基づく排泄(はいせつ)の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- トイレまでの歩行は、胃・結腸反射を誘発するために有効である。
- 食後の臥床(がしょう)は、腸内の蠕動運動(ぜんどううんどう)の亢進(こうしん)に有効である。
- トイレ誘導は、便意を催してから30分後が有効である。
- 腹部マッサージは、下行結腸、横行結腸、上行結腸の順に行うことが有効である。
- 便座に座って足底を床につけた前傾姿勢は、腹圧を高めるために有効である。
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この過去問の解説 (3件)
01
足をつけて前傾姿勢になることでお腹に力が入りやすくなり、排便がしやすくなります。
1.胃・結腸反射は食物が胃に入ると、大腸が動き始めて直腸に運ばれ、便意を感じるようになる反射です。歩行は関係ありません。
2.食後の臥床と蠕動運動には関連はありません。
3.30分も我慢させるのは不適切です。便意を催したらすぐに誘導します。
4.上行結腸→横行結腸→下行結腸の順に行なうのが有効です。
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02
足をつけて前傾姿勢になることは、腹圧がかかりやすく排便がしやすくなります。
1、胃・結腸反射とは、食物が胃に入ると大腸が動き始めて便が腸に運ばれ便意を感じることなので、歩行は関係ありません。
2、食後の臥床は蠕動運動に関係ありません。
3、便意を催したらすぐに誘導しましょう。
4、上行結腸→横行結腸→下行結腸の順に行なうのが有効です。ひらがなの“の”という字を書くようにと覚えるとわかりやすいです。
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03
1 . 歩行は便の移動を促し、腹部に筋収縮も入ります。胃・結腸反射は便が直腸にたまる事で誘発されるものなので、間接的には関係が有ります。便秘に適度な運動が有効なのは、これらの理由からです。
国試では歩行と便のケアは関係ないですが、現場対応では誤りです。
2 . 上記の理由で臥床は推奨しません。
3 . 便意を感じたら、誘導しましょう。
4 . 腹部マッサージは、上→横→下です。体の構造上、そうなっています。便を移動させていくイメージでやると良いでしょう。
5 . 正しいです。
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