介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
障害の理解 問87
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問題
介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 障害の理解 問87 (訂正依頼・報告はこちら)
ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の社会モデルに関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 障害は、個人の問題である。
- 障害は、病気・外傷などから直接的に生じる。
- 障害は、専門職による個別的な治療で解決する。
- 障害は、環境によって作り出されるものである。
- 障害への対処では個人のよりよい適応と行動変容が目標とされる。
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この過去問の解説 (3件)
01
ICF(国際生活機能分類)は人間の生活機能と障害の分類方法を示したものです。
ICFの特徴は人間の生活を障害の有無だけで判断するのではなく、活動や参加、周囲の環境、個人的な因子など広い視点から判断して分類していることです。
ICFの社会モデルによれば、障害は周囲の環境によって作りだされるものと言えます。
1.障害は個人だけの問題ではありません。環境や社会支援、家族環境など多くのことが関係しています。
2.障害は病気や外傷だけが原因ではありません。
3.障害は専門職による治療だけで解決はしません。すべての人に優しい環境づくりなど社会全体での取り組みが必要です。
5.目標は一人ひとりで異なります。
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02
障害は個人の問題ではなく、家庭や生活などの環境にも影響を受けるため誤りです。
2.誤
障害は病気や外傷など目に見えるものだけに限定されないため誤りです。
3.誤
障害は専門職による個別的治療だけでなく、地域や社会全体のサポートが必要なため誤りです。
4.正
ICF では障害を主として社会が作り出した問題という視点で見ています。社会モデルでは障害は周囲の環境によって作り出されるものとしています。
5.誤
障害は人それぞれ異なるように目標も人によって異なるため誤りです。
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03
ICFとは、「生活機能」と「障害」を判断するために分類の方法示したものです。障害だけでなく活動や環境などの広い視点から考え、サポートすることも目的としています。
1,個人の障害だけの問題ではありません。上に記載したように環境なども障害に多くの影響を与えます。
2,障害は病気・外傷の目に見えるものだけではありません。
3,障害は、治療だけでなく周囲の環境サポートが大切になります。
5,障害も個人個人で個別差があり、目標も変わってきます。
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