介護福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
総合問題 問115

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問題

介護福祉士国家試験 第30回(平成29年度) 総合問題 問115 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問いに答えなさい。

〔事例〕
Bさん(72歳、女性)は1か月前に脳出血(cerebral hemorrhage)で倒れて、不全麻痺(ふぜんまひ)は残ったが、自力でベッドから車いすに移乗できるまでに回復した。食事や排泄(はいせつ)はベッドから離れて行えるようになり、在宅で生活することになった。Bさんは長女と同居しているが、長女は働いていて日中不在なので、介護保険の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
Bさんは日中はベッド上での生活が主体である。車いすの左側のブレーキをかけ忘れることや、左側の物に気づかずに衝突してしまうことがある。また、食事の時にお膳の左側の食べ残しが目立ち、屋内の生活にも何らかの介助が必要である。

Bさんの状態に該当する障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の判定として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • ランクA1
  • ランクA2
  • ランクB1
  • ランクB2
  • ランクC1

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。
日常生活自立度は、A1・A2は室内でのほとんど自立。B1・B2は室内で何らかの介助が必要な状態をいいます。B2ですと、車いすの移乗にも介助が必要になりますので、正解は3になります。
日常生活自立度は、自立・J1・J2・A1・A2・B1・B2・Ç1・Ç2と(J1が一番軽くÇ2が寝たきり)表します。基準もきちんと覚えましょう。

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02

最も適切なものは3です。

問題文中に「自力でベッドから車いすに移乗できる」「食事や排泄はベッドから離れて行える」「ベッド上での生活が主体」「屋内の生活にも何らかの介助が必要」とあります。

これらのことからB2が該当します。

障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の判定基準は厚生労働省のホームページに一覧があります。そちらを参考にしてみてください。

参考URL
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000077382.pdf#search=%27%E6%97%A5%E5%B8%B8%E7%94%9F%E6%B4%BB%E8%87%AA%E7%AB%8B%E5%BA%A6%27

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03

1.誤
ランクAは介助をすれば外出可能なレベルであるため誤りです。

2.誤
1.と同じ理由で誤りです。

3.正
「ベッド上の生活が主体」、「食事や排泄はベッドから離れて行なえる」という記述から日常生活自立度はランクB1です。

4.誤
ランクB2は車椅子への移乗する際に介助を必要とするため誤りです。

5.誤
ランクC1は一日中ベッド上で過ごし、食事や排泄の介助を必要とするため誤りです。

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