介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
認知症の理解 問82

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問題

介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 認知症の理解 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

軽度認知障害(mild cognitive impairment)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 記憶力の低下の訴えがある。
  • 日常生活に支障がある。
  • 認知症(dementia)の一種である。
  • CDR(Clinical Dementia Rating)のスコアが2である。
  • 全般的な認知機能が低下している。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.○
 本人に物忘れの自覚があり、本人からの記憶力低下の訴えがあります。

2.×
 日常生活動作に異常は見られないため、日常生活に支障が出ることはほとんどありません。
 
3.×
 軽度認知障害は、認知症の手前の症状と言われていますが、完全な認知症ではありません。
 食事や運動等によって改善し、認知症に進行しないこともあります。

4.×
 CDRでは認知症の重症度を評価しますが、スコア2というのは中等度認知症のことを指し、軽度認知障害ではありません。

5.×
 軽度認知障害では、認知機能の低下が一部に現れます。

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02

1.正 軽度認知障害の段階では、記憶力の低下に対して自覚があります。

2.誤 日常生活に支障をきたすレベルではないため、誤りです。

3.誤 認知症の手前の症状であるため、誤りです。

4.誤 軽度認知障害におけるCDRスコアは0.5のため誤りです。

5.誤 1つ以上の認知障害は認められるものの、全般的な認知機能が低下するわけではないため誤りです。

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03

最も適切なのは1です。
軽度認知障害は正常な状態と認知症の中間の状態だと言われています。

このことから考えると、認知症に該当する2~5の状態は不適切です。

また、CDRスコア2は中等度認知症を指します。

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