介護福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
認知症の理解 問84
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問題
介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 認知症の理解 問84 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症(dementia)の原因となる疾患と、特徴的な行動・心理症状(BPSD)の組合せとして、適切なものを1つ選びなさい。
- アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type) ------- 幻視
- 血管性認知症(vascular dementia) ------- 抑うつ
- レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies) ------- 人格変化
- 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia) ------- もの盗られ妄想
- クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease) ------- 徘徊(はいかい)
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この過去問の解説 (3件)
01
アルツハイマー型認知症の特徴として当てはまるものは、もの盗られ妄想です。
例えば、自身の財布の置き場所がわからなくなり、誰かに盗まれたと訴える等があります。
2.○
この通りです。
感情の起伏が激しく、意欲をなくして落ち込んだり、ふとした瞬間に興奮したりすることがあります。
3.×
レビー小体型認知症の特徴として当てはまるものは、幻視です。
その場に実在しないはずの虫や小動物、子ども等が本人にははっきり見えているという症状が現れます。
4.×
前頭側頭型認知症の特徴として当てはまるものは、人格変化です。
他者への配慮や理性的な行動ができなくなり、自己中心的な言動や万引き等の不適切な行動が目立つようになります。
5.×
クロイツフェルト・ヤコブ病では、発病初期より歩行障害等が見られるため、徘徊することはできません。
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02
血管性認知症の場合は抑うつのほか、感情失禁も特徴の一つです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
アルツハイマー型認知症はその進行にもよりますが、徘徊、物盗られ妄想、人格変化などがみられます。
3.誤りです。
レビー小体型認知症では幻視、レム睡眠行動異常、パーキンソニズムがみられます。
4.誤りです。
前頭側頭型認知症では行動異常、人格変化などが特徴です。
5.誤りです。
クロイツフェルト・ヤコブ病ではふらつき、無動性無言が特徴です。
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03
2.正 血管性認知症の症状としては、抑うつ、せん妄があります。
3.誤 人格変化はアルツハイマー型認知症の症状であるため、誤りです。
4.誤 もの盗られ妄想はアルツハイマー型認知症の症状であるため誤りです。
5.誤 徘徊はアルツハイマー型認知症の症状のため、誤りです。
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