介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
生活支援技術 問51

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問題

介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

膀胱留置(ぼうこうりゅうち)カテーテルを使用している利用者への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 水分摂取を控えてもらう。
  • カテーテルが折れていないことを確認する。
  • 採尿バッグは膀胱(ぼうこう)と同じ高さに置く。
  • 尿漏れが見られたらカテーテルを抜去する。
  • 尿量の確認は看護師に依頼する。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も適切なものは2です。
カテーテルが折れていると尿が採尿バッグにきちんと入らないだけでなく、逆行性感染を起こす可能性があるからです。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.誤りです。
水分摂取を控えることは脱水につながります。

3.誤りです。
膀胱よりも下の位置で床にはおかないようにしておきます。
膀胱よりも下の位置でないと導尿がスムーズにいきません。
またバッグを床に置くことは細菌感染のリスクにつながるからです。

4.誤りです。
カテーテルの抜去は医療行為になるため、介護福祉士にはできません。

5.誤りです。
利用者の健康状態のチェックとして尿量の確認は大切です。介護福祉職でもできることです。

参考になった数49

02

1.医師から水分摂取量に関して指示がない限り、適切に水分摂取をしてもらうことが求められているので、設問は間違いです。

2.カテーテルが詰まり、尿が流れなくなることがあります。カテーテルが折れていないことの確認は必要です。よって、2が正解です。

3. 採尿バッグを膀胱(ぼうこう)と同じ高さに置くと、尿が逆流する可能性があります。排尿バッグは膀胱より下の位置に置く必要があります。よって、設問は間違いです。

4.カテーテルの抜去、及び挿入は医療的処置になります。尿漏れが見られる時は看護職に対応してもらいましょう。介護福祉職が行うことはできません。

5.尿量の確認は介護福祉職が行うことができるので、看護師と確認する必要がある状況以外は看護師に依頼する必要はありません。

参考になった数15

03

1.×
膀胱留置カテーテルを使用していても、水分摂取を控える必要はありません。

2.○
カテーテルが折れていると、採尿バッグへ尿が流れなくなり逆流してしまう恐れがあります。
カテーテルが折れていないか、都度確認が必要です。

3.×
尿は高い場所から低い場所へ流れます。
尿の逆流防止のために、採尿バッグは膀胱よりも低い位置に置きます。

4.×
カテーテルの抜去は医療行為になります。
介護福祉職は医療行為は行うことはできません。

5.×
尿量の確認は看護師でなくても行うことができます。

参考になった数11