介護福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
生活支援技術 問60
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問題
介護福祉士国家試験 第32回(令和元年度) 生活支援技術 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者施設において介護福祉職が行う死亡後の介護について、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ペースメーカーを取り除く。
- 口が閉じない場合は紐(ひも)で顎を固定する。
- 衣服は着衣がしやすい服を選ぶ。
- 全身清拭には水を使用する。
- 家族に、死亡後の介護を一緒に行うかどうかを確認する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ご遺族の方の中には、体を拭いてあげたり、着替えを手伝ったりすることで気持ちの整理をされる方もいらっしゃいます。ご意向を確認し、もし一緒に行いたいという場合は感染予防の話もします。
他の選択肢は以下のとおりです。
1.誤りです。
ペースメーカーの取り外しは医師が行います。
2.誤りです。
枕を高くし、あごの下にタオルを入れます。
3.誤りです。
一般的には白装束にし、紙おむつをあてます。
4.誤りです。
アルコールや次亜塩素酸ナトリウム溶液を使います。
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02
ペースメーカーは医師が取り除きます。
2.×
遺体を紐で縛ることは故人に対し大変失礼な行為です。
口内に綿を詰めたり、枕の高さや位置を調節して口が閉じるようにします。
3.×
衣服は白装束か、家族の希望があれば故人が好んでいた衣服にします。
4.×
死後の清拭にはアルコールを使用します。
5.○
死後の処置(エンゼルケア)を一緒に行なうことで気持ちの整理や故人に感謝の気持ちを伝えたいという家族がいれば、抵抗を感じる家族もいます。
家族の意向を確認してから行います。
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03
2.紐で顎を固定するのは故人・家族に対して失礼な行為になります。口が閉じない場合は綿を詰めて口角が上がるよう調節する方法があります。
3.着衣がしやすい服ではなく、故人が好んでいた衣類や、遺族が用意した浴衣に着替えてもらいましょう。よって、3は間違いです。
4.全身清拭にはアルコール、またはアルコールを入れたお湯を使用します。
5.死亡後の介護を家族と一緒に行うかどうかは、一緒に行うことに抵抗を持つ家族もいますので、家族と確認をしながら行っていきましょう。よって、5が正解です。
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