介護福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
人間の尊厳と自立 問1
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問題
介護福祉士国家試験 第33回(令和2年度) 人間の尊厳と自立 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
人権や福祉の考え方に影響を与えた人物に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- リッチモンド(Richmond, M.)は、『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』をまとめ、現在の社会福祉、介護福祉に影響を及ぼした。
- フロイト(Freud, S.)がまとめた『種の起源』の考え方は、後の「優生思想」につながった。
- マルサス(Malthus, T.)は、人間の無意識の研究を行って、『精神分析学入門』をまとめた。
- ヘレン・ケラー(Keller, H.)は、『看護覚え書』の中で「療養上の世話」を看護の役割として示した。
- ダーウィン(Darwin, C.)は、『人口論』の中で貧困原因を個人の人格の問題とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、1です。
1・「ケースワークの母」として知られるリッチモンドは、1922年に『ソーシャルワークとは何か?』を出版しました。ケースワークの基本となる考え方を記しており、今もなお社会福祉、介護福祉に影響を及ぼしています。
2・『種の起源』はダーウィンがまとめた考え方です。
3・『精神分析学入門』は、精神科医であるフロイトがまとめた考え方です。
4・『看護覚え書』は、ナイチンゲールが看護について考えるために記した書物です。
5・『人口論』は、イギリスの経済学者であるマルサスが記しました。
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02
正解は、1です。
1 説明文の通りになります。リッチモンドは、「ケースワークの母」と呼ばれました。点数アップの豆知識としては「グループワークの母」と呼ばれたのはコイルになります。
2 フロイトは、「精神分析入門」をまとめた人物で人間の無意識に注目しました。
3 マルサスは「人口論」について記しました。
4 ヘレンケラーは視覚と聴覚に障害がありました。「看護覚え書」とは、ナイチンゲールが看護について記した物になります。
5 ダーウィンは「種の起源」や「進化論」について関係のある人物になります。
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03
正しいものは1です。
文のとおりです。
他の選択肢については以下のとおりです。
2.誤りです。
文頭の「フロイト」の部分が誤りです。
『種の起源』はフロイトではなく、ダーウィンです。
3.誤りです。
文頭の「マルサス」の部分が誤りです。
『精神分析学入門』はマルサスではなく、フロイトです。
4.誤りです。
『看護覚え書』はナイチンゲールが、看護とは何かを説いたものです。
彼女は「自然(自然治癒力)が患者に働きかけるに
最も良い状態に患者を置くことである」としています。
5.誤りです。
文頭の「ダーウィン」の部分が誤りです。
『人口論』はダーウィンではなく、マルサスです。
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