大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問82 (政治・経済(第3問) 問3)
問題文
傍線部cに関連して、生徒Xは、物価の変動が国民生活に与える影響に関心をもち、その例として、インフレ(インフレーション)のケースについて調べ、次のメモにまとめた。メモ中の空欄( ア )~( エ )に当てはまる語句の組合せとして正しいものを、後のうちから一つ選べ。
物価の変動は私たちの消費に影響を与える。私たちが買い物をするときを考え、名目の消費支出額を一定とする。すべての財・サービスの価格が同じ比率で変化したとすると、物価上昇前と比較して、( ア )することになる。
物価上昇後に消費できる数量は物価の変動は、債権者や債務者に対しても影響を及ぼす。ある一定額のお金の貸借が行われている状況を想定する。金利が変化しなかったとして、貸借が行われた時点では想定されていなかったインフレが発生した場合について考える。このとき、インフレが発生しなかった場合と比較すると、債権者にとって経済的に( イ )に、債務者にとって経済的に( ウ )になる。
これは、支払われる金額が事前に確定しており、その後インフレが進行した場合、この債権債務の価値が実質的に( エ )することになるからである。

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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問82(政治・経済(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
傍線部cに関連して、生徒Xは、物価の変動が国民生活に与える影響に関心をもち、その例として、インフレ(インフレーション)のケースについて調べ、次のメモにまとめた。メモ中の空欄( ア )~( エ )に当てはまる語句の組合せとして正しいものを、後のうちから一つ選べ。
物価の変動は私たちの消費に影響を与える。私たちが買い物をするときを考え、名目の消費支出額を一定とする。すべての財・サービスの価格が同じ比率で変化したとすると、物価上昇前と比較して、( ア )することになる。
物価上昇後に消費できる数量は物価の変動は、債権者や債務者に対しても影響を及ぼす。ある一定額のお金の貸借が行われている状況を想定する。金利が変化しなかったとして、貸借が行われた時点では想定されていなかったインフレが発生した場合について考える。このとき、インフレが発生しなかった場合と比較すると、債権者にとって経済的に( イ )に、債務者にとって経済的に( ウ )になる。
これは、支払われる金額が事前に確定しており、その後インフレが進行した場合、この債権債務の価値が実質的に( エ )することになるからである。

- ア:増加 イ:有利 ウ:不利 エ:上昇
- ア:増加 イ:有利 ウ:不利 エ:下落
- ア:増加 イ:不利 ウ:有利 エ:上昇
- ア:増加 イ:不利 ウ:有利 エ:下落
- ア:減少 イ:有利 ウ:不利 エ:上昇
- ア:減少 イ:有利 ウ:不利 エ:下落
- ア:減少 イ:不利 ウ:有利 エ:上昇
- ア:減少 イ:不利 ウ:有利 エ:下落
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、インフレーションとデフレーションについて理解しておく必要があります。
インフレーションとは、一定期間にわたって物価が上昇し続ける状態を指します。
デフレーションとは、一定期間にわって物価が下落し続ける状態を指します。
インフレーションになると、お金の価値が下がるため、債務者の返済する金額の価値が下がります。反対に、債権者は受け取れる金額が減るので、損失となります。
不適切
増加 ×
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
有利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
不利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
上昇 ×
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
不適切
増加 ×
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
有利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
不利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
下落 〇
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
不適切
増加 ×
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
不利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
有利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
上昇 ×
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
不適切
増加 ×
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
不利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
有利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
下落 〇
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
不適切
減少 〇
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
有利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
不利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
上昇 ×
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
不適切
減少 〇
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
有利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
不利 ×
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
下落 〇
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
不適切
減少 〇
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
不利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
有利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
上昇 ×
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
適切
減少 〇
名目の消費支出額を一定としたなかで、インフレーションが起きると物価が上昇し、消費者の購買量は減少するため、消費量は減少します。
不利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債権者が受け取れる金額は実質的に減り、不利になります。
有利 〇
インフレーションが起きているときは、物価が上昇することに伴い、お金の価値が減少するため、債務者が返済するお金の価値は減り、有利になります。
下落 〇
インフレーションが起きるとお金の価値が減少するため、債務の負担は軽減しますので、債権債務の実質的価値は下落します。
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