大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問15 (現代社会(第3問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問15(現代社会(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

ハラさんは、漁師の家に生まれ、漁村に住む高校生である。次の場面Ⅱを読み、後の問いに答えよ。

場面Ⅱ
ハラさんが海岸を歩いていると、きれいなように見えた海岸の所々にごみが打ち上げられていることに気付いた。「d 3Rが徹底されればごみで海岸が汚されることもないのに」とハラさんは思った。また、海の中にも異変の兆候があるらしく、漁師の話では、e 地球温暖化が原因なのか、海水温が最近高くなっていて、以前は見られなかった種類の魚が泳いでいるとのことだった。

下線部dに関して、次のa~dから、日本の循環型社会形成推進基本法における基本原則に基づく優先順位の第1位と第2位に該当する事例を選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

a  牛乳の容器としてガラス瓶を用い、使用後は洗って消毒し、何度も繰り返し使用する。
b  使用済みのジュースの紙パックを回収し、紙パルプに加工してトイレットペーパー等の原料として利用する。
c  アルミ缶の飲料容器を、従来よりも薄くして軽量化し、廃棄後のごみの量を減らす。
d  使用済みのプラスチックトレーを回収して焼却し、温水をつくる燃料として利用する。
  • 第1位― a  第2位― b
  • 第1位― a  第2位― c
  • 第1位― a  第2位― d
  • 第1位― b  第2位― a
  • 第1位― b  第2位― c
  • 第1位― b  第2位― d
  • 第1位― c  第2位― a
  • 第1位― c  第2位― b
  • 第1位― c  第2位― d

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この過去問の解説 (1件)

01

循環型社会形成推進基本法における基本原則に基づく優先順位は以下の通りです。

 

発生抑制(リデュース)…原材料を効率的に利用するなどして、廃棄物を減らします。

 事例cに該当します。

 

②再使用(リユース)…再使用できるものは、再使用します。

 事例aに該当します。

 

③再生利用(マテリアル・リサイクル)…再使用できないものは、できるだけ再生利用します。

 事例bに該当します。

 

④熱回収(サーマル・リサイクル)…再使用・再生利用できないものが対象です。

 事例dに該当します。

 

⑤適正処分再使用、再生利用、熱回収できないものは、なるべく周囲の環境に影響がでないよう適正処分します。

選択肢1. 第1位― a  第2位― b

不適当

優先順位第2位、第3位の事例です。

選択肢2. 第1位― a  第2位― c

不適当

優先順位第2位、第1位の事例です。

選択肢3. 第1位― a  第2位― d

不適当

優先順位第2位、第4位の事例です。

選択肢4. 第1位― b  第2位― a

不適当

優先順位第3位、第2位の事例です。

選択肢5. 第1位― b  第2位― c

不適当

優先順位第3位、第1位の事例です。

選択肢6. 第1位― b  第2位― d

不適当

優先順位第3位、第4位の事例です。

選択肢7. 第1位― c  第2位― a

適当

優先順位第1位、第2位の事例です。

選択肢8. 第1位― c  第2位― b

不適当

優先順位第1位、第3位の事例です。

選択肢9. 第1位― c  第2位― d

不適当

優先順位第1位、第4位の事例です。

まとめ

SDGs、3R、環境政策、資源問題をセットで理解しておきましょう。

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