大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問65 (政治・経済(第1問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問65(政治・経済(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒X,生徒Y,生徒Zの将来の夢の実現に向けた活動が、テレビ局の番組で取り上げられた。次のメモは、番組の司会者Jが、生徒たちの夢と活動内容をまとめたものである。これに関して、後の問いに答えよ。

Xさん
*ジャーナリストになりたい!
a 国民の政治参加に注目し、b 日本の国政選挙について調べた。
*地元のc 国会議員にインタビューした。
Yさん
*CEO(最高経営責任者)になりたい!
*インターンシップに参加し、d 経済のグローバル化を学んだ。
e 外国為替レートの変動や、f 価格の変動要因について調べた。
Zさん
*国連(国際連合)の職員になって、世界の平和に貢献したい!
*さまざまなg 平和をめざした思想について調べた。
*国家を超えた統合をめざすh EU(欧州連合)について調べた。

生徒Xは、下線部bについて番組で説明した。次の図aは第44回の、後の図bは第45回の衆議院議員総選挙の結果をうけた衆議院議員の政党別の当選人数である。図aや図bの結果をもたらしたそれぞれの総選挙後の日本政治に関する後の記述ア~ウのうち、正しいものはどれか。当てはまる記述をすべて選び、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

ア  図aや図bの結果をもたらした衆議院議員総選挙後には、いずれも連立政権が成立した。
イ  図aの結果をもたらした衆議院議員総選挙後に、小泉純一郎内閣の下で郵政民営化法が制定された。
ウ  図の結果をもたらした衆議院議員総選挙後に、細川護熙(もりひろ)内閣の下で衆議院の選挙制度に小選挙区比例代表並立制が導入された。
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  • アとイ
  • アとウ
  • イとウ
  • アとイとウ

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は平成の政治史についてのやや詳細な知識が求められます。

選択肢1. ア

第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣(自民党)は公明党と連立を組みました。自民党と公明党の連立は今でも行われています。また、第45回衆議院議員選挙によって成立した鳩山内閣(民主党)は社会民主党、国民新党と連立を組みました。

よってアは正しいです。

また、第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣で郵政民営化法が制定されました。

よってイも正しいです。

細川護熙内閣は第二次小泉内閣成立より以前の内閣ですので、ウは誤りです。

 

以上よりこの選択肢は間違いです。

選択肢2. イ

第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣(自民党)は公明党と連立を組みました。自民党と公明党の連立は今でも行われています。また、第45回衆議院議員選挙によって成立した鳩山内閣(民主党)は社会民主党、国民新党と連立を組みました。

よってアは正しいです。

また、第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣で郵政民営化法が制定されました。

よってイも正しいです。

細川護熙内閣は第二次小泉内閣成立より以前の内閣ですので、ウは誤りです。

 

以上よりこの選択肢は間違いです。

選択肢3. ウ

第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣(自民党)は公明党と連立を組みました。自民党と公明党の連立は今でも行われています。また、第45回衆議院議員選挙によって成立した鳩山内閣(民主党)は社会民主党、国民新党と連立を組みました。

よってアは正しいです。

また、第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣で郵政民営化法が制定されました。

よってイも正しいです。

細川護熙内閣は第二次小泉内閣成立より以前の内閣ですので、ウは誤りです。

 

以上よりこの選択肢は間違いです。

選択肢4. アとイ

第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣(自民党)は公明党と連立を組みました。自民党と公明党の連立は今でも行われています。また、第45回衆議院議員選挙によって成立した鳩山内閣(民主党)は社会民主党、国民新党と連立を組みました。

よってアは正しいです。

また、第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣で郵政民営化法が制定されました。

よってイも正しいです。

細川護熙内閣は第二次小泉内閣成立より以前の内閣ですので、ウは誤りです。

 

以上よりこの選択肢が正解です。

選択肢5. アとウ

第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣(自民党)は公明党と連立を組みました。自民党と公明党の連立は今でも行われています。また、第45回衆議院議員選挙によって成立した鳩山内閣(民主党)は社会民主党、国民新党と連立を組みました。

よってアは正しいです。

また、第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣で郵政民営化法が制定されました。

よってイも正しいです。

細川護熙内閣は第二次小泉内閣成立より以前の内閣ですので、ウは誤りです。

 

以上よりこの選択肢は間違いです。

選択肢6. イとウ

第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣(自民党)は公明党と連立を組みました。自民党と公明党の連立は今でも行われています。また、第45回衆議院議員選挙によって成立した鳩山内閣(民主党)は社会民主党、国民新党と連立を組みました。

よってアは正しいです。

また、第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣で郵政民営化法が制定されました。

よってイも正しいです。

細川護熙内閣は第二次小泉内閣成立より以前の内閣ですので、ウは誤りです。

 

以上よりこの選択肢は間違いです。

選択肢7. アとイとウ

第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣(自民党)は公明党と連立を組みました。自民党と公明党の連立は今でも行われています。また、第45回衆議院議員選挙によって成立した鳩山内閣(民主党)は社会民主党、国民新党と連立を組みました。

よってアは正しいです。

また、第44回衆議院議員選挙によって成立した第二次小泉内閣で郵政民営化法が制定されました。

よってイも正しいです。

細川護熙内閣は第二次小泉内閣成立より以前の内閣ですので、ウは誤りです。

 

以上よりこの選択肢は間違いです。

まとめ

小泉内閣と民主党内閣についての知識がこの問題では問われました。連立を組んでいたか否かという受験生が優先して覚えないところが出題されており、やや難問と言えるでしょう。

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