大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問72 (政治・経済(第2問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問72(政治・経済(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒X,生徒Y,生徒Zは、「政治・経済」の授業で「現代の法をめぐる課題」をテーマとして、発表することになった。話し合った結果、最初に全員で法の役割について考えた後に、人権保障の課題、司法制度の課題、議会制度の課題という三つのパートに分かれて、それぞれ関心のある事柄を深めることにした。次のノートは、発表の概要と担当についてまとめたものである。これに関して、後の問いに答えよ。

発表テーマ:現代の法をめぐる課題
〇 はじめに
 ・a 法の役割について考える
〇 人権保障の課題(Xが担当)
 ・b 基本的人権の保障は、どのように形成されたか
 ・どのようにして法の下の平等を確保すればよいか
  -c 障害者d 外国人を取り上げて考える
〇 司法制度の課題(Yが担当)
 ・e 司法制度改革によって、どのように司法は変わったのか
 ・司法制度の今後を考える
  -裁判員制度やf 死刑制度を取り上げて考える
〇 議会制度の課題(Zが担当)
 ・国会は、社会の変化にどのように対応しているか
  -農業やg 労働に関する法改正を取り上げて考える
 ・どのようにして選挙におけるh 投票率を高めるか

下線部aに関連して、生徒X,生徒Y,生徒Zは、発表の準備として、日本の社会において、さまざまな規範が働いている事例をもち寄って、法の役割を考えることにした。次の回答選択肢の事例における人物J,人物K,人物L,人物Mが行った行為とその結果に注目したとき、「社会秩序を維持するために国家が設定した社会規範」としての法を、国家が直接に強制しているといえる事例はどれか。最も適当なものを、回答選択肢のうちから一つ選べ。
  • ある法律の規定によれば、消費者は、事業者から提供された情報を活用して、事業者と結ぶ契約の内容を理解するよう努める義務がある。ある会社と契約を結んだJは、契約締結時に契約の条件を十分に確認しなかった。Jは、家族からこのことを注意された。
  • ある法律の規定によれば、他人の財産を盗んだ者に対しては、懲役や罰金の刑罰が科される。傘を持たずに外出したKは、にわか雨が降ってきたため、たまたま通りかかった店舗の商品である傘を持ち去った。Kは、後に、傘を盗んだとして起訴され罰金刑を科された。
  • あるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を運営する事業者の会員規約によれば、他人の名誉を傷つけ、差別発言をした会員のアカウントは、削除される。このSNSの会員のLは、友人を誹謗(ひぼう)中傷する書込みを行った。Lは、後に、会員規約に従って事業者にアカウントを削除された。
  • ある学校の部活動の決まりによれば、部員は指定された集合時刻の10分前には集合場所に集まらなければならない。この部活動の部員のMは、指定された集合時刻の5分前に集合場所に到着した。Mは、ほかの部員からこのことを注意された。

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