大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問81 (政治・経済(第3問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問81(政治・経済(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次のノートは、生徒Xが、生徒Yと一緒に「政治・経済」の授業を振り返りながら、学習したことをまとめたものの一部である。これに関して、後の問いに答えよ。

〇ある国のa 経済が発展する過程で、企業がb 政府の政策的な支援を受けることがある。
〇政府のc 財政基盤は、個人や法人の所得に課される税金、財・サービスなどを購入した場合に課される税金、d 貿易に課される税金、e 公債金などである。政府はそれらを使って、経済活動の活性化や個人間・地域間のf 経済格差の是正に努めている。
g 公共財h 公共サービスを供給することも、政府の重要な活動である。

下線部bに関連して、生徒Yは、日本の農業の動向が気になり、日本の農業について学習を進めた。日本の農業の現状あるいは農業政策の現状に関する次の記述a~cのうち、正しいものはどれか。当てはまるものをすべて選び、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

a  農地が荒廃し、耕作放棄地が増加している。この対策の一つとして、農作物の生産拡大を図るため、2000年以降、食糧管理制度の導入により米以外の作物の生産が奨励され、農業所得の拡大が図られている。
b  農業就業者の後継者不足と高齢化の深刻さが増している。この対策の一つとして、若い後継者を確保するためにも、農作物のブランド化や生産・加工・販売までの一体化による高付加価値化が進められている。
c  食料自給率の低迷や食品の偽装表示などにより、食料の確保と安全が脅かされている。この対策の一つとして、食料安全保障の観点から、農産物の関税撤廃により海外農産物の輸入制限の強化が図られている。
  • a
  • b
  • c
  • aとb
  • aとc
  • bとc
  • aとbとc

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この過去問の解説 (1件)

01

a…誤り。食料管理制度ではなく、水田活用の直接支払交付金制度です。

食料管理制度とは、1942年、米などの食糧の価格や供給等を政府が管理する目的で創設された制度のことで、1995年に廃止されました。

 

b…正しい

生産(1次産業)・加工(2次産業)・販売(3次産業)の一体化は6次産業と呼ばれています。

 

c…誤り

農産物の関税撤廃により海外農産物の輸入制限の強化が図られているというのは誤りです。

関税を撤廃すると、むしろ海外農産物の輸入制限が緩和されます。

選択肢1. a

不適当

a…不適当です。

選択肢2. b

適当

b…適当です。

選択肢3. c

不適当

c…不適当です。

選択肢4. aとb

不適当

a…不適当です。

b…適当です。

選択肢5. aとc

不適当

a…不適当です。

c…不適当です。

選択肢6. bとc

不適当

b…適当です。

c…不適当です。

選択肢7. aとbとc

不適当

a…不適当です。

b…適当です。

c…不適当です。

まとめ

日本の農業に対する政府の政策的な支援について、重要項目を整理しておきましょう。

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