大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問90 (政治・経済(第4問) 問3)
問題文
雇用と労働をめぐる問題
探究のポイント
1.厳しい経済情勢の下での労働者の現状について調べる
2.働きがいのある人間らしい仕事の実現のための方策を考える
Ⅰ.課題の設定
〇ディーセント・ワークとは
◇さまざまな要素を包含
(例)生活に困らない収入の保障、a 仕事と家庭生活との両立、働く上での権利の確保など
〇実現にあたりどのような課題があり、どのような取組みがなされているか?
Ⅱ.情報の収集
〇国際機関の宣言や文書
◇ディーセント・ワークはILO(国際労働機関)が推進
◇国連のSDGs(持続可能な開発目標)でも言及
〇政府および民間組織の統計資料や報告書
◇日本の労働者のb 賃金、c 消費、働き方などの現状把握
Ⅲ.課題の探究
〇日本の労働者の現状の分析
◇Ⅱの情報に基づく分析
〇ディーセント・ワークの日本での実現のための企業や国の取組み
◇d 企業による労働環境の改善
◇e 国による法制度の整備
※必要に応じてⅡとⅢを繰り返す
Ⅳ.まとめと発表
〇f ディーセント・ワークの日本での実現に関する発表
◇日本の労働者の現状の紹介と、企業や国による取組みについての調査の報告
◇労働者の権利実現のための制度をさらに充実させていく方策の提案
下線部cに関連して、生徒Yは、所得と消費の関係に注目し、この関係について整理するために、家計に関する政府統計のデータを調べた。その際に、可処分所得の増加に伴って平均消費性向が低下する傾向にあることを知った。Yは、この傾向と所得格差が消費にどのような影響を与えるかについて考察するために、次の表のようなモデルケースを考え、後のメモを作成した。メモ中の空欄(ア)には後の記述aかb,空欄(イ)には後の記述c~eのいずれかが当てはまる。空欄ア・イに当てはまるものの組合せとして正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
メモ
〇消費支出は、可処分所得から行われる。各個人の直接税や社会保険料といった支出は消費支出に( ア )。
〇可処分所得に占める消費支出の割合を平均消費性向という。5人の可処分所得がすべて等しい場合(ケースA)と、異なる場合(ケースB)とを比較する。それぞれのケースの消費支出は、表の可処分所得と平均消費性向から算出され、その合計額は( イ )。
アに当てはまる記述
a 含まれる
b 含まれない
イに当てはまる記述
c ケースAの方がケースBよりも大きい
d ケースAの方がケースBよりも小さい
e ケースAとケースBで等しい

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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問90(政治・経済(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
雇用と労働をめぐる問題
探究のポイント
1.厳しい経済情勢の下での労働者の現状について調べる
2.働きがいのある人間らしい仕事の実現のための方策を考える
Ⅰ.課題の設定
〇ディーセント・ワークとは
◇さまざまな要素を包含
(例)生活に困らない収入の保障、a 仕事と家庭生活との両立、働く上での権利の確保など
〇実現にあたりどのような課題があり、どのような取組みがなされているか?
Ⅱ.情報の収集
〇国際機関の宣言や文書
◇ディーセント・ワークはILO(国際労働機関)が推進
◇国連のSDGs(持続可能な開発目標)でも言及
〇政府および民間組織の統計資料や報告書
◇日本の労働者のb 賃金、c 消費、働き方などの現状把握
Ⅲ.課題の探究
〇日本の労働者の現状の分析
◇Ⅱの情報に基づく分析
〇ディーセント・ワークの日本での実現のための企業や国の取組み
◇d 企業による労働環境の改善
◇e 国による法制度の整備
※必要に応じてⅡとⅢを繰り返す
Ⅳ.まとめと発表
〇f ディーセント・ワークの日本での実現に関する発表
◇日本の労働者の現状の紹介と、企業や国による取組みについての調査の報告
◇労働者の権利実現のための制度をさらに充実させていく方策の提案
下線部cに関連して、生徒Yは、所得と消費の関係に注目し、この関係について整理するために、家計に関する政府統計のデータを調べた。その際に、可処分所得の増加に伴って平均消費性向が低下する傾向にあることを知った。Yは、この傾向と所得格差が消費にどのような影響を与えるかについて考察するために、次の表のようなモデルケースを考え、後のメモを作成した。メモ中の空欄(ア)には後の記述aかb,空欄(イ)には後の記述c~eのいずれかが当てはまる。空欄ア・イに当てはまるものの組合せとして正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
メモ
〇消費支出は、可処分所得から行われる。各個人の直接税や社会保険料といった支出は消費支出に( ア )。
〇可処分所得に占める消費支出の割合を平均消費性向という。5人の可処分所得がすべて等しい場合(ケースA)と、異なる場合(ケースB)とを比較する。それぞれのケースの消費支出は、表の可処分所得と平均消費性向から算出され、その合計額は( イ )。
アに当てはまる記述
a 含まれる
b 含まれない
イに当てはまる記述
c ケースAの方がケースBよりも大きい
d ケースAの方がケースBよりも小さい
e ケースAとケースBで等しい

- ア ― a イ ― c
- ア ― a イ ― d
- ア ― a イ ― e
- ア ― b イ ― c
- ア ― b イ ― d
- ア ― b イ ― e
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