大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問30 (現代社会(第5問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問30(現代社会(第5問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

シミズさんは、現代社会の授業で学習したグローバル化に伴う人の移動によって生じる課題に関心をもち、課題探究のテーマとすることにした。次の問いに答えよ。

シミズさんは、様々な文化的背景をもつ集団が共に暮らすU国について調べたところ、選挙制度に工夫がなされたことを知った。そこで同級生のヤマダさんと一緒に、U国の選挙制度の仕組み(ボルダルール)と投票の結果を次のようにまとめ、特徴について考えることにした。後の会話文中のア・イには後のa~cの語句のいずれかが、ウには後のd・eの記述のいずれかが入る。ア〜ウに入るものの組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

U国の選挙制度の仕組み(ボルダルール)
〇有権者は、当選させたい順に候補に対して順位を付け、投票する。
〇候補が3名の場合、1位候補には3点、2位候補には2点、3位候補には1点が与えられる。
〇獲得した点の合計が最高得点の候補1名が当選する。

投票の結果
9万人の有権者が、X~Z候補3名に対してボルダルールで投票を実施した。開票したところ、次の3通りの票となり、他の票は一切なかった。例えば、一番左の投票用紙の束は、1位X候補、2位Z候補、3位Y候補と記載した票が4万票だったことを示している。(図参照)

会話文
シミズ:U国の選挙制度の仕組み(ボルダルール)にしたがって投票の結果を見ると、( ア )が当選したと分かる。一方、投票用紙に候補1名だけを書く単記式だとどうかな。全有権者が、今回の投票の結果にしたがって自身が選んだ1位候補へ必ず投票すると仮定した上で、最多獲得票数の候補1名が当選する場合、( イ )が当選していたね。
ヤマダ:選挙の仕組みが変わるだけで、当選者が違うというのは驚きだね。ただ、最多獲得票数の候補1名が当選する単記式は、ボルダルールと比べて分かりやすいし、代表を選ぶ方法としてふさわしいと思うけど。
シミズ:ボルダルールでは少数派集団の意見を反映させやすくなる。今回の投票の結果を基に、最多獲得票数の候補1名が当選する単記式と比較すると、ボルダルールで当選するためには( ウ )選挙対策が有効だね。
ヤマダ:民主主義について考えるときは、決め方についても検討が必要なんだね。より良い決め方がないかこれからも考えていこう。

ア・イに入る語句
a  X候補
b  Y候補
c  Z候補

ウに入る記述
d  1位候補として投票してもらえるように、少数の特定有権者を大切にする
e  3位候補として投票されないように、すべての有権者に配慮する
問題文の画像
  • ア ― a  イ ― b  ウ ― d
  • ア ― a  イ ― b  ウ ― e
  • ア ― a  イ ― c  ウ ― d
  • ア ― b  イ ― a  ウ ― d
  • ア ― b  イ ― c  ウ ― d
  • ア ― b  イ ― c  ウ ― e
  • ア ― c  イ ― a  ウ ― d
  • ア ― c  イ ― a  ウ ― e
  • ア ― c  イ ― b  ウ ― e

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