大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問46 (倫理(第2問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問46(倫理(第2問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

以下を読み、後の問いに答えよ。なお、会話と問いのCとDは各々全て同じ人物である。

次の会話は、秩序について調べてきたCとDが、これまでの検討を振り返って交わしたものである。

D:調べてみてどう感じた?私はやっぱり、人間の営みは面白いと思ったよ!この前に見た雪舟の絵にも、その当時の人々の自然の捉え方がよく表れていたね。
C:たしかに、ここまで一緒に調べてきた中で自然のことがたくさん出てきたけれど、そこには必ず、自然と関わり合ったり自然を表現したりする人間の存在もあったよね。でも実は、私はDさんほど人間のことに興味を持てていないんだよね…。
D:え、そうなの?どうして?
C:うーん、うまく言えないんだけど…。私はね、秩序といえば、物理法則のような自然の秩序やd キリスト教の神が創造した秩序など、人間から離れた完全なものというイメージで、だからこそ美しいって感じるんだ。それで、Dさんの言葉に少し戸惑ってしまって。
D:そうなんだね。私はむしろ、自分たちが秩序を創り出していくという側面を面白く思っているのかな。e 法律とか制度とか、人間が秩序を形成し維持してきたのだと思うと、そういう人間の営みってなんだか尊いことのようにさえ感じるよ。
C:そうなんだ…。たしかに、人間の営みも重要だってことは、なんとなく理解はしているんだ。だけど、私はどうしても、人間による秩序って不完全で不安定だと感じてしまうなあ。
D:なるほどね…。私は、Cさんの考えについても秩序についても、もっとよく理解したいな。もう少し一緒に勉強してくれる?
C:もちろん。私ももっと考えてみたい。

下線部eに関して、次のア・イは、社会や政治の問題を考えた思想家の説明であるが、それぞれ誰のことか。その組合せとして正しいものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

ア  経済学的な観点から貧困の問題を分析し、富める者が贅沢(ぜいたく)を慎むことによってそれを解決することを説いたが、やがてマルクス主義に傾斜した。
イ  明治憲法の天皇主権を前提としながらも、政治の目的を民衆の利福に置き、かつ、政治に民意を反映することを主張し、(男子)普通選挙の実現の原動力となった。
  • ア:徳富蘇峰  イ:吉野作造
  • ア:徳富蘇峰  イ:中江兆民
  • ア:河上肇   イ:徳富蘇峰
  • ア:河上肇   イ:吉野作造
  • ア:吉野作造  イ:河上肇
  • ア:吉野作造  イ:中江兆民
  • ア:中江兆民  イ:徳富蘇峰
  • ア:中江兆民  イ:河上肇

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