給水装置工事主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
給水装置工事法 問11

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問題

給水装置工事主任技術者試験 平成27年度(2015年) 給水装置工事法 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

配水管からの給水管の取出し方法に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • サドル付分水栓によるダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔に使用するドリルは、モルタルライニング管の場合とエポキシ樹脂粉体塗装管の場合とで形状が異なる。
  • ダクタイル鋳鉄管に装着する防食コアは非密着形と密着形があるが、挿入機は製造業者及び機種等が異なっても扱い方は同じである。
  • 水道配水用ポリエチレン管に分水栓付EFサドルを取付ける場合は、管を融着する箇所にサドルの長さよりひと回り大きい標線を記入し、削り残しや切削むらの確認のため切削面にマーキングを施したうえで、スクレーパーを用いて標線の範囲内の管表面を切削する。
  • 割T字管は、配水管の管軸水平部にその中心がくるように取付け、給水管の取出し方向及び割T字管が管水平方向から見て傾きがないか確認する。

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この過去問の解説 (2件)

01

 給水管の取出しでは主に「サドル分水栓」を使用します。(呼び径13~50まであり、それ以上は不断水割T字管を使用する必要があります。)
 サドル分水栓は、本管へ取り付けた後に分岐穿孔を行います。
 ダクタイル鋳鉄管と配水用ポリエチレン管用の穿孔機及びドリルは違い、また、鋳鉄管の内面塗装(モルタルライニング、粉体塗装)によってもドリル先端の形状が違います。

 鋳鉄管の穿孔後は、穿孔箇所の腐食を防止するためコアを挿入しますが、密着形コアと非密着型コアがあり、挿入機はメーカー等によって異なっており、使用方法は違います。
【2】で「扱い方は同じ」とありますが、これは適切な記述ではありません。

【3】【4】については、記述のとおりです。
 基本的に、不断水分岐資材等は「水平」に設置する必要があります。


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02

【解答:2】

選択肢1:正しい。記述のとおりです。
ドリルの形状は、モルタルライニング管は、ねじれ角がなく先端角が大きいもの、エポキシ樹脂粉体塗装管は、ねじれ角があり先端角が小さいものを使用することが望ましいです。

選択肢2:誤り。
挿入機は製造業者及び機種等によっても扱い方が異なるため、各々の取扱説明書に従って使用しなければなりません。

選択肢3:正しい。記述のとおりです。

選択肢4:正しい。記述のとおりです。

したがって、答えは【2】となります。

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