給水装置工事主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
給水装置の概要 問40

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問題

給水装置工事主任技術者試験 平成27年度(2015年) 給水装置の概要 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具に関する次のア~エの記述のうち、適当なものの数はどれか。

ア  ばね、オリフィス、ニードル式等による流量調整機構によって、一次側の圧力にかかわらず流量が一定になるように調整する給水用具を定流量弁という。
イ  複式逆流防止弁は、個々に独立して作動する二つの逆流防止弁が組み込まれ、その弁体はそれぞればねによって弁座に押しつけられているので、二重の安全構造となっている。
ウ  管内に負圧が生じた場合に自動的に多量の空気を吸気して給水管内の負圧を解消する機能を持った給水用具を吸排気弁という。なお、管内に停滞した空気を自動的に排出する機能を合わせ持っている。
エ  スイング式逆止弁は、弁体が弁箱又は蓋に設けられたガイドによって弁座に対し垂直に作動し、弁体の自重で閉止の位置に戻る構造のものである。
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この過去問の解説 (2件)

01

「ア」「イ」「ウ」は記述どおりです。

「エ」について、弁体が弁箱⼜は蓋に設けられたガイドによって弁座に対し垂直に作動し、弁体の⾃重で閉⽌の位置に戻る構造の給水用具のことをリフト式逆止弁と言います。「エ」の記述は誤っています。

答えは【3】です。

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02

【解答:3】

ア:正しい。記述のとおりです。

イ:正しい。記述のとおりです。

ウ:正しい。記述のとおりです。

エ:誤り。
エの記述は『リフト式』逆止弁の説明です。
スイング式逆止弁は、弁体がヒンジピンを支点としており、自重で弁座面に圧着し、通水時には弁体が押し開かれ、逆圧によって自動的に閉まる構造となっています。
リフト式に比べ損失水頭が小さく、立て方向の取付けが可能であり、使い勝手に優れています。
しかし、長期間使用すると水に含まれるカルシウムやマグネシウム、シリカなどの無機塩類化合物の付着(スケール)による機能低下や水撃圧等による異常音の発生することがあり、気をつける必要があります。

したがって、答えは【3】になります。

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