給水装置工事主任技術者の過去問
平成29年度(2017年)
給水装置計画論 問31

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問題

給水装置工事主任技術者試験 平成29年度(2017年) 給水装置計画論 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

受水槽式の給水方式に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 一時に多量の水を使用するとき、又は、使用水量の変動が大きいとき等に配水管の水圧低下を引き起こすおそれがある場合は、受水槽式とする。
  • 有毒薬品を使用する工場等事業活動に伴い、水を汚染するおそれのある場所に給水する場合は受水槽式とする。
  • ポンプ直送式は、受水槽に受水したのち、使用水量に応じてポンプの運転台数の変更や回転数制御によって給水する方式である。
  • 一つの高置水槽から適当な水圧で給水できる高さの範囲は、10階程度なので、高層建物では高置水槽や吸排気弁をその高さに応じて多段に設置する必要がある。

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この過去問の解説 (1件)

01

【解答:4】

(1)正しいです。
一時に多量の水を使用するとき、又は、使用水量の変動が大きいとき等に配水管の水圧低下を引き起こすおそれがある場合は、受水槽式とする必要があります。

(2)正しいです。
有毒薬品を使用する工場等事業活動に伴い、水を汚染するおそれのある場所に給水する場合は受水槽式とする必要があります。

(3)正しいです。
ポンプ直送式は、受水槽に受水したのち、使用水量に応じてポンプの運転台数の変更や回転数制御によって給水する方式です。

(4)誤りです。高置水槽の場合、地上に近い階ほど水圧が高くなります。
水圧を下げ給水を安定させるため、多段に高置水槽や減圧弁を設置するなどの対策が必要になります。
吸排気弁は負圧を解消することで給水先からの逆流を防止する役割です。
減圧弁は異なる給水圧力を一定圧力に維持する(給水圧力を下げる)役割です。
よって、正しくは吸排気弁ではなく、減圧弁となります。

したがって、【4】が正解です。

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