給水装置工事主任技術者 過去問
平成30年度(2018年)
問52 (給水装置施工管理法 問52)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 平成30年度(2018年) 問52(給水装置施工管理法 問52) (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置工事施行における埋設物の安全管理に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか
  • 工事の施行に当たって、掘削部分に各種埋設物が露出する場合には、当該埋設物管理者と協議のうえ、適切な表示を行う。
  • 埋設物に接近して掘削する場合は、周囲地盤のゆるみ、沈下等に十分注意して施工し、必要に応じて埋設物管理者と協議のうえ、防護措置等を講ずる。
  • 工事の施行に当たっては、地下埋設物の有無を十分に調査するとともに、埋設物管理者に立会いを求める等によってその位置を確認し、埋設物に損傷を与えないように注意する。
  • 工事中、火気に弱い埋設物又は可燃性物質の輸送管等の埋設物に接近する場合には、溶接機、切断機等火気を伴う機械器具を使用しない。ただし、やむを得ない場合には、所管消防署の指示に従い、保安上必要な措置を講じてから使用する。

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この過去問の解説 (2件)

01

【解答:4】

選択肢1、2、3:適当。記述のとおりです。

選択肢4:不適当
工事中、火気に弱い埋設物又は可燃性物質の輸送管等の埋設物に接近する場合には、溶接機、切断機等火気を伴う機械器具を使用しません。
また、やむを得ない場合は、その『埋設物管理者』と協議し、保安上必要な措置を講じてから使用するとされています。

したがって答えは【4】になります。

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02

不適当なものを選択する問題です。

選択肢1. 工事の施行に当たって、掘削部分に各種埋設物が露出する場合には、当該埋設物管理者と協議のうえ、適切な表示を行う。

適当です。

 

掘削によって埋設物が露出する場合、そのままにしておくと作業員の接触や事故につながるおそれがあります。

そのため、埋設物管理者と協議のうえ、埋設物があることを明示する表示を行うことは正しいです。

選択肢2. 埋設物に接近して掘削する場合は、周囲地盤のゆるみ、沈下等に十分注意して施工し、必要に応じて埋設物管理者と協議のうえ、防護措置等を講ずる。

適当です。

 

埋設物の近くを掘削する場合、振動や地盤の緩みで埋設物に損傷を与えるおそれがあります。

そのため、埋設物管理者と協議のうえ、防護措置等を講じることは正しいです。

選択肢3. 工事の施行に当たっては、地下埋設物の有無を十分に調査するとともに、埋設物管理者に立会いを求める等によってその位置を確認し、埋設物に損傷を与えないように注意する。

適当です。

 

工事を始める前に、地下にどのような埋設物があるかを調査し、正確な位置を把握することは、事故を防ぐ上で不可欠です。

そのため、埋設物管理者の立ち会いを求めることは正しいです。

選択肢4. 工事中、火気に弱い埋設物又は可燃性物質の輸送管等の埋設物に接近する場合には、溶接機、切断機等火気を伴う機械器具を使用しない。ただし、やむを得ない場合には、所管消防署の指示に従い、保安上必要な措置を講じてから使用する。

不適当です。

 

火気を伴う機械器具の使用は原則禁止です。

しかし、やむを得ない場合には、埋設物の管理者と協議を行い、保安上必要な措置を講じてからとされています。

消防署は火気使用の許可権限を持つ機関ではないため、工事現場での具体的な保安措置を直接指導・管理する立場にはありません。

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