給水装置工事主任技術者 過去問
令和元年度(2019年)
問44 (給水装置の概要 問44)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和元年度(2019年) 問44(給水装置の概要 問44) (訂正依頼・報告はこちら)

湯沸器に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  給水装置として取扱われる貯湯湯沸器は、労働安全衛生法令に規定するボイラー及び小型ボイラーに該当する。
イ  瞬間湯沸器は、給湯に連動してガス通路を開閉する機構を備え、最高 85 ℃程度まで温度を上げることができるが、通常は 40 ℃前後で使用される。
ウ  太陽熱利用貯湯湯沸器では、太陽集熱装置系内に水道水が循環する水道直結型としてはならない。
エ  貯蔵湯沸器は、ボールタップを備えた器内の容器に貯水した水を、一定温度に加熱して給湯する給水用具であり、水圧がかからないため湯沸器設置場所でしか湯を使うことができない。
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正

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この過去問の解説 (2件)

01

ア:誤り。
貯湯湯沸器は、貯湯部が密閉され、貯湯部にかかる圧力が100kPa 以下、かつ伝熱面積が4㎡以下の構造のものを指します。
労働安全衛生法施行令第1条第3項では、ゲージ圧力が0.1MPa(=100kPa)以下で伝熱面積が4㎡以下のボイラーは、労働安全衛生法に規定するボイラーの定義には該当しないこととなっています。

イ:正しい。
過去に「最高95℃程度まで」と記述を変えて出題されているので注意が必要です。

ウ:誤り。
太陽集熱装置系内に水道水が循環する水道直結型は、設置に費用がかかったり、ミキシング装置を経由させる必要があったりと難点もありますが、設置さえすれば使い勝手の良い方式であり、禁止されている方式ではありません。

エ:正しい。
貯蔵湯沸器は貯湯式に対して開放式となっており、給湯圧力がありません。

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02

適当な組み合わせを選択する問題です。

選択肢1. ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正

ア:誤

ゲージ圧力が100kPa以下で伝熱面積が4㎡以下のボイラーは、労働安全衛生法に規定するボイラーの定義には該当しないとされています。 

多くの貯湯湯沸器はこの条件を満たすため、ボイラーや小型ボイラーには該当しません

 

イ:正

記述の通りです。

 

ウ:誤 

太陽熱利用貯湯湯沸器において、水道水が循環する水道直結型は設置可能です

ただし、逆止弁や減圧弁などの適切な逆流防止措置を講じる必要があります。

 

エ:正

貯蔵湯沸器は開放式であり、給湯圧力がないため、設置場所でのみ湯を使用できます。

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