給水装置工事主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
給水装置計画論 問34

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 給水装置計画論 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

図−1に示す管路において、流速V2の値として、最も適当なものはどれか。ただし、口径D1=40mm、D2=25mm、流速V1=1.0m/sとする。
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この過去問の解説 (1件)

01

この問題の前提として、口径D1(太い方)を流れる水の量(流量)は、口径D(細い方)に行っても同じ量、というのがあります。

管が細くなる分、流速が速くなるわけです。

この問題では、以下の式を使用します。

流量 = 配管断面積 × 流速

この式では、配管断面積を使用することに注意してください。

まず、与えられている口径から配管断面積を計算する必要があります。

まず、口径Dは40 mm(口径を直径と考えています)ですので、

円の面積を求める公式、半径×半径 ×円周率にあてはめて、

20 mm ×20 mm ×円周率となります。

口径Dは25 mmなので、12.5 mm ×12.5 mm ×円周率となります。

流量は、管が太くても細くても同じと考えるので、以下のような式が成り立ちます。

流量 = 20 mm×20 mm ×円周率×1.0 m/s

   = 12.5 mm ×12.5 mm×円周率 ×V2

この式を解くと、V2 = 2.56 m/s となり、四捨五入して2.6 m/sとなります。

単純に管が細くなっているから、流速はその倍率だろうと

40 ÷ 25 = 1.6 m/s、とすると、間違ってしまうので気を付けましょう。

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