給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の構造及び性能 問23

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の構造及び性能 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置の構造及び材質の基準に定める耐寒性能基準及び耐寒性能試験に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  耐寒性能基準は、寒冷地仕様の給水用具か否かの判断基準であり、凍結のおそれがある場所において設置される給水用具はすべてこの基準を満たしていなければならない。
イ  凍結のおそれがある場所に設置されている給水装置のうち弁類の耐寒性能試験では、零下20℃プラスマイナス2℃の温度で1時間保持した後に通水したとき、当該給水装置に係る耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能及び負圧破壊性能を有するものであることを確認する必要がある。
ウ  低温に暴露した後確認すべき性能基準項目から浸出性能を除いたのは、低温暴露により材質等が変化することは考えられず、浸出性能に変化が生じることはないと考えられることによる。
エ  耐寒性能基準においては、凍結防止の方法は水抜きに限定している。
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤
  • ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正
  • ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:誤
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は給水装置の耐寒性能基準及び耐寒性能試験に関する知識を問うものです。

それぞれの選択肢の正誤を検討しましょう。

ア - 誤りです。

耐寒性能基準は、寒冷地仕様の給水用具に適用されるものですが、すべての給水用具がこの基準を満たす必要があるわけではありません。

寒冷地以外で使用される給水用具には、必ずしも寒冷地仕様である必要はありません。

イ - 正しいです。

耐寒性能試験は、給水装置が極端な低温条件下でもその性能を保持できるかを確認するために行われます。

ウ - 正しいです。

耐寒性能試験では、主に物理的な性能が評価され、材質による化学的な変化(浸出性能の変化など)は考慮されないためです。

エ - 誤りです。

耐寒性能基準では、凍結防止の方法として水抜き以外にも様々な技術的対策が考慮されます。

例えば、断熱材の使用や加温装置の設置などが挙げられます。

選択肢5. ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤

したがって、正しい組み合わせは「ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤」です。

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