給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置工事事務論 問39

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置工事事務論 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置工事主任技術者に求められる知識と技能に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 給水装置工事は、工事の内容が人の健康や生活環境に直結した給水装置の設置又は変更の工事であることから、設計や施工が不良であれば、その給水装置によって水道水の供給を受ける需要者のみならず、配水管への汚水の逆流の発生等により公衆衛生上大きな被害を生じさせるおそれがある。
  • 給水装置に関しては、布設される給水管や弁類等が地中や壁中に隠れてしまうので、施工の不良を発見することも、それが発見された場合の是正も容易ではないことから、適切な品質管理が求められる。
  • 給水条例等の名称で制定されている給水要綱には、給水装置工事に関わる事項として、適切な工事施行ができる者の指定、水道メーターの設置位置、指定給水装置工事事業者が給水装置工事を施行する際に行わなければならない手続き等が定められているので、その内容を熟知しておく必要がある。
  • 新技術、新材料に関する知識、関係法令、条例等の制定、改廃についての知識を不断に修得するための努力を行うことが求められる。

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この過去問の解説 (1件)

01

給水装置工事主任技術者に求められる知識と技能についての問題では、給水装置工事に関わる法律、技術基準、施工方法、品質管理、そして給水装置工事に関する新技術や材料についての知識の更新が重要です。

選択肢1. 給水装置工事は、工事の内容が人の健康や生活環境に直結した給水装置の設置又は変更の工事であることから、設計や施工が不良であれば、その給水装置によって水道水の供給を受ける需要者のみならず、配水管への汚水の逆流の発生等により公衆衛生上大きな被害を生じさせるおそれがある。

給水装置工事が不良であれば、公衆衛生上の被害を生じさせるおそれがあるという記述は適切です。

水の安全性は公衆衛生に直接関連しています。

選択肢2. 給水装置に関しては、布設される給水管や弁類等が地中や壁中に隠れてしまうので、施工の不良を発見することも、それが発見された場合の是正も容易ではないことから、適切な品質管理が求められる。

給水管や弁類が地中や壁中に隠れてしまい、施工の不良を発見することが容易ではないため、適切な品質管理が求められるという記述も適切です。

選択肢3. 給水条例等の名称で制定されている給水要綱には、給水装置工事に関わる事項として、適切な工事施行ができる者の指定、水道メーターの設置位置、指定給水装置工事事業者が給水装置工事を施行する際に行わなければならない手続き等が定められているので、その内容を熟知しておく必要がある。

給水条例には、適切な工事施行ができる者の指定や水道メーターの設置位置などが定められているが、この選択肢が不適当であるとされている点は、給水条例や給水要綱という名称ではなく、給水装置工事の実務や法規制を定めるのは「給水装置工事基準」や「水道法」など、各自治体の条例や法律によって異なる可能性があるためです。

選択肢4. 新技術、新材料に関する知識、関係法令、条例等の制定、改廃についての知識を不断に修得するための努力を行うことが求められる。

新技術や新材料、関係法令等に関する知識を常に更新する努力が求められるという記述は、プロフェッショナルとして必要な資質を示しており、適切です。

まとめ

正解の選択肢が不適当とされる理由は、給水装置工事に関わる正確な規制の名称が適切でないか、あるいは誤解を招く表現になっている可能性があるためです。

正しい情報は、各地の水道法や自治体の条例、または国が定める建築基準法などで規定されます。

したがって、給水装置工事主任技術者は、自身が活動する地域の具体的な法規制や指針を正確に理解し、遵守する必要があります。

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