給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の概要 問41

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の概要 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

給水管に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • ダクタイル鋳鉄管は、鋳鉄組織中の黒鉛が球状のため、靱性に富み衝撃に強く、強度が大であり、耐久性がある。
  • 硬質ポリ塩化ビニル管は、難燃性であるが、熱及び衝撃には比較的弱い。
  • ステンレス鋼鋼管は、薄肉だが、強度的に優れ、軽量化しているので取扱いが容易である。
  • 波状ステンレス鋼管は、ステンレス鋼鋼管に波状部を施した製品で、波状部において任意の角度を形成でき、継手が少なくてすむ等の配管施工の容易さを備えている。
  • 銅管は、アルカリに侵されず、遊離炭酸の多い水にも適している。

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この過去問の解説 (1件)

01

給水管に関する記述を見てみましょう。

選択肢1. ダクタイル鋳鉄管は、鋳鉄組織中の黒鉛が球状のため、靱性に富み衝撃に強く、強度が大であり、耐久性がある。

- これは適切な記述です。

ダクタイル鋳鉄管は鋳鉄管よりも衝撃に強い特性を持っています。

選択肢2. 硬質ポリ塩化ビニル管は、難燃性であるが、熱及び衝撃には比較的弱い。

- この記述は適切です。

PVC管は熱に弱く、衝撃に対しても脆いことがあります。

選択肢3. ステンレス鋼鋼管は、薄肉だが、強度的に優れ、軽量化しているので取扱いが容易である。

- この記述は適切です。

ステンレス鋼管は強度が高く、腐食にも強いため、薄肉でありながら強度があり、取り扱いが容易です。

 

選択肢4. 波状ステンレス鋼管は、ステンレス鋼鋼管に波状部を施した製品で、波状部において任意の角度を形成でき、継手が少なくてすむ等の配管施工の容易さを備えている。

- この記述は適切です。

波状のステンレス鋼管は柔軟性があり、曲げやすく、施工が容易です。

選択肢5. 銅管は、アルカリに侵されず、遊離炭酸の多い水にも適している。

- この記述は不適切です。

銅管はアルカリに侵されませんが、遊離炭酸が多い水では孔食が起こることがあります。 

そのため、遊離炭酸の多い水には適していないとされています。

まとめ

銅管は適切な条件下で使用する必要があり、特定の化学物質が多い環境では腐食のリスクが高まるため、

その用途には適していないとされています。

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