給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の概要 問42
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の概要 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
給水装置に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 給水装置として取り扱われる貯湯湯沸器は、そのほとんどが貯湯部にかかる圧力が100キロパスカル以下で、かつ伝熱面積が4m2以下の構造のものである。
- 給湯用加圧装置は、貯湯湯沸器の一次側に設置し、湯圧が不足して給湯設備が満足に使用できない場合に加圧する給水用具である。
- 潜熱回収型給湯器は、今まで捨てられていた高温(約200℃)の燃焼ガスを再利用し、水を潜熱で温めた後に従来の一次熱交換器で加温して温水を作り出す、従来の非潜熱回収型給湯器より高い熱効率を実現した給湯器である。
- 瞬間湯沸器は、給湯に連動してガス通路を開閉する機構を備え、最高85℃程度まで温度を上げることができるが、通常は40℃前後で使用される。
- 瞬間湯沸器の号数とは、水温を25℃上昇させたとき1分間に出るお湯の量(L)の数字であり、水道水を25℃上昇させ出湯したとき1分間に20L給湯できる能力の湯沸器が20号である。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は「不適当なもの」を選択する問題です。
この記述は正しいです。
貯湯式(ちょとうしき)の湯沸器は、いったんタンクに水を貯めてから沸かす(貯湯部)構造になっていて、貯湯部は密閉されており、タンク内の圧力は0.1MPa以下(100kPa)に保たれています。
伝熱面積とは、実際に熱の交換が起こる面の広さのことです。
圧力が0.1MPa以下で、伝熱面積が4m2以下のものは、簡易ボイラーと呼ばれています。
この選択肢が「不適当なもの」です。
この記述の中で間違っているのは、「一次側」の部分で、正しくは「二次側」です。
給湯用加圧装置とは、例えば貯湯湯沸器のタンクに圧力をかけて水を供給する上で必要な水圧を補うためのポンプです。
貯湯湯沸器のタンク内圧力は、法令により0.1MPa以下(100kPa)に保つ必要があり、給湯用の加圧装置は湯沸器の出口側(二次側)に設置します。
この記述は正しいです。
この記述は正しいです。
瞬間湯沸器は、水が流れるパイプの周りが直接温められる構造になっており、パイプの中を水が流れるその間に、水がお湯になるという仕組みです。
ガスの瞬間湯沸器の場合は、ガスの量を調節することで火力が変わり、温度調節を行うことが出来ます。
この記述は正しいです。
独り暮らしの場合は号数の目安が16号くらいで、これなら年間を通して余裕を持ってシャワーを使うことが出来ると言われています。
例えば4人家族の場合は24号がおすすめされていて、これならシャワーを誰かが浴びている間、キッチンで洗い物が出来るくらいの余裕があります。
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