給水装置工事主任技術者 過去問
令和4年度(2022年)
問42 (給水装置の概要 問2)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 問42(給水装置の概要 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 各種分水栓は、分岐可能な配水管や給水管から不断水で給水管を取り出すための給水用具で、分水栓の他、サドル付分水栓、割T字管がある。
  • 仕切弁は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造であり、全開時の損失水頭は小さい。
  • 玉形弁は、止水部が吊りこま構造であり、弁部の構造から流れがS字形となるため損失水頭が小さい。
  • 給水栓は、給水装置において給水管の末端に取り付けられ、弁の開閉により流量又は湯水の温度の調整等を行う給水用具である。

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この過去問の解説 (2件)

01

以下に解説します。

選択肢1. 各種分水栓は、分岐可能な配水管や給水管から不断水で給水管を取り出すための給水用具で、分水栓の他、サドル付分水栓、割T字管がある。

各種分水栓は、分岐可能な配水管や給水管から、不断水で給水管を取り出すための給水用具です。

具体的には、分水栓、サドル付分水栓、割T字管などがあります。

これらの用具は、水道の供給を止めることなく新たな分岐を設けることができるため、工事の効率化や供給停止の回避に役立ちます。

選択肢2. 仕切弁は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造であり、全開時の損失水頭は小さい。

仕切弁(ゲートバルブ)は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造を持っています。

全開時には流路が直線的になるため、損失水頭が小さいのが特徴です。

この特性により、大口径の配管や主幹の制御に適しています。

選択肢3. 玉形弁は、止水部が吊りこま構造であり、弁部の構造から流れがS字形となるため損失水頭が小さい。

玉形弁(グローブバルブ)は、止水部が吊りこま構造で、弁体が上下に動くことで流量を調節します。

しかし、弁部の構造から流れがS字形となるため、流体抵抗が大きく、損失水頭は大きいです。

したがって、「損失水頭が小さい」という記述は誤りです。

玉形弁は流量の調整や頻繁な開閉に適していますが、圧力損失が大きいという欠点があります。

選択肢4. 給水栓は、給水装置において給水管の末端に取り付けられ、弁の開閉により流量又は湯水の温度の調整等を行う給水用具である。

給水栓は、給水装置において給水管の末端に取り付けられる給水用具で、弁の開閉により流量や湯水の温度の調整を行います。一般的な蛇口や混合栓がこれに該当します。この記述は正しいです。

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02

給水工事をしている人は、自然に覚えている問題です。

選択肢1. 各種分水栓は、分岐可能な配水管や給水管から不断水で給水管を取り出すための給水用具で、分水栓の他、サドル付分水栓、割T字管がある。

分岐可能な配水管や給水管から、不断水で給水管を取り出すための給水用具です。建物の引き込みにみかけることがあります。

選択肢2. 仕切弁は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造であり、全開時の損失水頭は小さい。

大口径の配管や主幹の制御に適しています。仕切弁(ゲートバルブ)は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造です。仕切弁の役目、使用勝手は覚えておきましょう。

選択肢3. 玉形弁は、止水部が吊りこま構造であり、弁部の構造から流れがS字形となるため損失水頭が小さい。

不適当です。

玉型弁は、仕切弁(ゲートバルブ)は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造です。

仕切弁(ゲートバルブ)は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造です。

選択肢4. 給水栓は、給水装置において給水管の末端に取り付けられ、弁の開閉により流量又は湯水の温度の調整等を行う給水用具である。

難しい言い方をしていますが、水道の蛇口なども、末端ということです。

まとめ

仕切弁、玉型弁があります。

これも普段の呼び名はグローバルブ・ゲートバルブと呼び、正式名を知らない人もいるかもしれません。

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