給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置の概要 問3
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置の概要 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
給水用具に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 減圧弁は、水圧が設定圧力よりも上昇すると、給水用具を保護するために弁体が自動的に開いて過剰圧力を逃し、圧力が所定の値に降下すると閉じる機能を持った給水用具である。
- 空気弁は、管頂部に設置し、管内に停滞した空気を自動的に排出する機能を持った給水用具である。
- 定流量弁は、オリフィス、ばね式等による流量調整機構によって、一次側の圧力に関わらず流量が一定になるよう調整する給水用具である。
- 圧力式バキュームブレーカは、給水・給湯系統のサイホン現象による逆流を防止するために、負圧部分へ自動的に空気を導入する機能を持ち、常時水圧は掛かるが逆圧の掛からない配管部分に設置する。
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この過去問の解説 (1件)
01
以下に解説します。
減圧弁は、一次側(上流側)の圧力が変動しても、二次側(下流側)の圧力を一定に保つための給水用具です。
減圧弁は内部のバルブ機構によって、設定した圧力以上の水圧を減圧して供給します。
一方、選択肢の説明では「水圧が設定圧力よりも上昇すると、弁体が自動的に開いて過剰圧力を逃し、圧力が所定の値に降下すると閉じる機能を持った給水用具である」となっています。
これは安全弁(リリーフバルブ)の説明であり、減圧弁の機能とは異なります。
したがって、この記述は不適当です。
空気弁は、管内に溜まった空気を自動的に排出するために、管の頂部に設置される給水用具です。
管内の空気は水の流れを妨げたり、圧力損失を増加させる原因となるため、空気弁によって効率的に排出します。
定流量弁は、オリフィスやばね式などの流量調整機構によって、一次側の圧力変動に関係なく、一定の流量を維持する給水用具です。これにより、機器や装置への安定した水供給が可能となります。
圧力式バキュームブレーカは、給水・給湯系統でのサイホン現象による逆流を防止するために使用されます。負圧が発生した際に自動的に空気を導入し、逆流を防ぎます。常時水圧はかかっていますが、逆圧(下流からの圧力)はかからない配管部分に設置されます。
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