給水装置工事主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)
給水装置工事法 問8

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 給水装置工事法 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令」に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 給水管及び給水用具は、最終の止水機構の流出側に設置される給水用具を除き、耐圧のための性能を有するものでなければならない。
  • 給水装置の接合箇所は、水圧に対する充分な耐力を確保するためにその構造及び材質に応じた適切な接合が行われているものでなければならない。
  • 家屋の主配管とは、口径や流量が最大の給水管を指し、配水管からの取り出し管と同口径の部分の配管がこれに該当する。
  • 家屋の主配管は、配管の経路について構造物の下の通過を避けることなどにより漏水時の修理を容易に行うことができるようにする。

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この過去問の解説 (1件)

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以下に解説します。

選択肢1. 給水管及び給水用具は、最終の止水機構の流出側に設置される給水用具を除き、耐圧のための性能を有するものでなければならない。

適当です。

理由:

給水管および給水用具は、最終の止水機構の流出側に設置される給水用具を除き耐圧性能を有するものでなければなりません。

最終の止水機構とは、一般的に蛇口やバルブなどのことです。

その下流側(例えばシャワーヘッドや給水タンク内の部品など)は、耐圧性能が必須ではありません。

これは、「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令」第4条で規定されています。

選択肢2. 給水装置の接合箇所は、水圧に対する充分な耐力を確保するためにその構造及び材質に応じた適切な接合が行われているものでなければならない。

適当です。

理由:

給水装置の接合箇所は、水圧に対する十分な耐力を確保するため、構造および材質に応じた適切な接合が必要です。

例えば、金属管同士の接合、樹脂管と金属管の接合など、材質に応じて適切な接合法を選択します。

これは、水漏れや破損を防ぐために重要であり、省令で求められています。

選択肢3. 家屋の主配管とは、口径や流量が最大の給水管を指し、配水管からの取り出し管と同口径の部分の配管がこれに該当する。

不適当です。

理由:

家屋の主配管とは、給水装置のうち、水道メーターから各分岐点までの主要な給水管を指します。

必ずしも口径や流量が最大の給水管とは限りません。

また、配水管からの取り出し管と同口径の部分の配管が主配管に該当するわけではありません。

主配管は、家屋内の給水システムの基幹となる配管であり、その定義や範囲は記述と異なります。

したがって、この記述は不適当です。

選択肢4. 家屋の主配管は、配管の経路について構造物の下の通過を避けることなどにより漏水時の修理を容易に行うことができるようにする。

適当です。

理由:

家屋の主配管は、漏水時の修理を容易に行うことができるよう配管の経路について構造物の下の通過を避けるなどの配慮が必要です。

これにより、万一の漏水時にも迅速な対応が可能となり、修理コストや被害を最小限に抑えることができます。

これは、省令や給水装置工事指針で求められている事項です。

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