給水装置工事主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)
給水装置工事法 問9

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 給水装置工事法 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

給水管の接合に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 銅管のろう接合とは、管の差込み部と継手受口との隙間にろうを加熱溶解して、毛細管現象により吸い込ませて接合する方法である。

  • ダクタイル鋳鉄管の接合に使用する滑剤は、ダクタイル鋳鉄継手用滑剤を使用し、塩化ビニル管用滑剤やグリース等の油剤類は使用しない。
  • 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用しない場合は、埋設の際、防食テープを巻く等の防食処理等を施す必要がある。
  • 水道給水用ポリエチレン管の EF 継手による接合は、長尺の陸継ぎが可能であるが、異形管部分の離脱防止対策は必要である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

以下に解説します。

選択肢1.

銅管のろう接合とは、管の差込み部と継手受口との隙間にろうを加熱溶解して、毛細管現象により吸い込ませて接合する方法である。

適当です。

理由:

銅管のろう接合は、管の差込み部継手の受口との隙間に、ろう材を加熱して溶かし、毛細管現象によってろうを吸い込ませて接合する方法です。

この方法は、銅管同士を強固に接合する一般的な手法であり、記述は正しいです。

選択肢2. ダクタイル鋳鉄管の接合に使用する滑剤は、ダクタイル鋳鉄継手用滑剤を使用し、塩化ビニル管用滑剤やグリース等の油剤類は使用しない。

適当です。

理由:

ダクタイル鋳鉄管の接合に使用する滑剤は、ダクタイル鋳鉄継手用滑剤を使用します。

塩化ビニル管用滑剤グリース等の油剤類は、ゴム輪の劣化や接合不良の原因となるため、使用しません。

したがって、この記述は正しいです。

選択肢3. 硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用しない場合は、埋設の際、防食テープを巻く等の防食処理等を施す必要がある。

適当です。

理由:

硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ継手に外面樹脂被覆継手を使用しない場合、埋設時に防食テープを巻くなどの防食処理が必要です。

これは、地下埋設時の腐食を防止し、管の耐久性を確保するためです。

記述は正しいです。

選択肢4. 水道給水用ポリエチレン管の EF 継手による接合は、長尺の陸継ぎが可能であるが、異形管部分の離脱防止対策は必要である。

不適当です。

理由:

水道給水用ポリエチレン管EF(電気融着)継手による接合は、長尺の陸上配管が可能で、施工性に優れています。

EF継手は、融着により管と継手が一体化し、高い接合強度と信頼性を有します。

そのため、通常は異形管部分でも追加の離脱防止対策は不要です。

「離脱防止対策が必要である」という記述は誤りです。

参考になった数0