給水装置工事主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)
給水装置工事法 問10

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 給水装置工事法 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

ダクタイル鋳鉄管に関する接合形式の組み合わせについて、適当なものはどれか。
問題文の画像
  • ア:K 形  イ:GX 形   ウ:T 形
  • ア:T 形  イ:K 形   ウ:GX 形
  • ア:T 形  イ:GX 形   ウ:K 形
  • ア:K 形  イ:T 形   ウ:GX 形

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この過去問の解説 (1件)

01

以下に解説します。

 

「図の組み合わせと接合形式」

アの図:

外観から判断すると、ボルト・ナットがなく、滑らかな接合部である。

したがって、これは「T形」の特徴に一致します。

 

イの図:

接合部に特殊なロック機構や部品が見られる。

したがって、これは「GX形」の特徴に一致します。

 

ウの図:

接合部にボルト・ナットが周囲に配置されており、フランジ状の部分が見える。

したがって、これは「K形」の特徴に一致します。

 

「各接合形式の特徴」

1. K形(機械式継手):

特徴:

フランジ状のグランド(押さえ金具)とボルト・ナットを用いて接合する方式。

ゴム輪を使用してシールし、ボルトで締め付けて密閉します。

耐引抜機能があり、高圧管路や引張力がかかる場所に適しています。

外観の特徴:

接合部にボルト・ナットが周囲に配置されている。

フランジ形状のグランドが見える。

 

2. T形(ゴム輪継手):

特徴:

ゴム輪を使用した差し込み式の接合方式。

接合部にボルトやナットがなく、管の挿入のみで接続します。

施工が容易で、一般的な水道管路で広く使用されています。

外観の特徴:

接合部は滑らかで、外部にボルト・ナットが見えない。

ソケットとスピゴット(挿入端)を差し込む形状。

 

3. GX形(自動接合耐震管):

特徴:

耐震性能を持つ接合方式で、地震時の屈曲伸縮に対応できます。

ロック機構や特殊なゴム輪を用いて、管の引き抜きを防止します。

耐震性が求められる場所で使用されます。

外観の特徴:

接合部にロックリングや特殊形状の部品がある。

一見するとT形に似ていますが、内部構造が異なります。

選択肢1. ア:K 形  イ:GX 形   ウ:T 形

ア:K形 イ:GX形 ウ:T形

 

誤りの理由:

アの図:

この選択肢では「ア:K形」としていますが、実際には「ア:T形」です。

理由:

アの図は、ボルト・ナットが見られず、滑らかな接合部を持つため、これは「T形」の特徴です。

K形はボルト・ナットが周囲に配置されているため、アの図とは異なります。

 

イの図:

この選択肢では「イ:GX形」としており、これは正しいです。

 

ウの図:

この選択肢では「ウ:T形」としていますが、実際には「ウ:K形」です。

理由:

ウの図には、ボルト・ナットが周囲に配置され、フランジ状のグランドが見られるため、これは「K形」の特徴です。

T形では外部にボルト・ナットが見られないため、ウの図とは一致しません。

選択肢2. ア:T 形  イ:K 形   ウ:GX 形

ア:T形 イ:K形 ウ:GX形

 

誤りの理由:

アの図:

この選択肢では「ア:T形」としており、これは正しいです。

 

イの図:

この選択肢では「イ:K形」としていますが、実際には「イ:GX形」です。

理由:

イの図は、接合部に特殊なロック機構や部品が見られるため、これは「GX形」の特徴です。

K形はボルト・ナットが周囲に配置されている形式であり、イの図とは異なります。

 

ウの図:

この選択肢では「ウ:GX形」としていますが、実際には「ウ:K形」です。

理由:

ウの図には、ボルト・ナットが周囲に配置されており、これは「K形」の特徴です。

GX形は耐震機能を持つ特殊な接合形式であり、ウの図とは一致しません。

選択肢3. ア:T 形  イ:GX 形   ウ:K 形

この選択肢は正解です。

選択肢4. ア:K 形  イ:T 形   ウ:GX 形

ア:K形 イ:T形 ウ:GX形

 

誤りの理由:

アの図:

この選択肢では「ア:K形」としていますが、実際には「ア:T形」です。

理由:

アの図は、外部にボルト・ナットが見られない滑らかな接合部であり、「T形」の特徴です。

K形はボルト・ナットが見える形式であり、アの図とは異なります。

 

イの図:

この選択肢では「イ:T形」としていますが、実際には「イ:GX形」です。

理由:

 

イの図は、特殊なロック機構が見られるため、「GX形」の特徴です。

T形はシンプルな差し込み式で、特殊なロック機構はありません。

 

ウの図:

この選択肢では「ウ:GX形」としており、これは実際には「ウ:K形」です。

理由:

ウの図には、ボルト・ナットが周囲に配置されており、「K形」の特徴です。

GX形は耐震性能を持つ接合形式であり、ウの図とは一致しません。

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