給水装置工事主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)
給水装置工事法 問7
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 給水装置工事法 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
給水管の配管に当たっての留意事項に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
ア 給水装置工事は、いかなる場合でも衛生に十分注意し、工事の中断時又は一日の工事終了後には、管端にプラグ等で栓をし、汚水等が流入しないようにする。
イ 地震、災害時等における給水の早期復旧を図ることからも、道路境界付近には止水栓を設置しない。
ウ 不断水による分岐工事に際しては、水道事業者が認めている配水管口径に応じた分岐口径を超える口径の分岐等、配水管の強度を低下させるような分岐工法は使用しない。
エ 高水圧が生ずる場所としては、水撃作用が生ずるおそれのある箇所、配水管の位置に対し著しく高い箇所にある給水装置、直結増圧式給水による高層階部等が挙げられる。
ア 給水装置工事は、いかなる場合でも衛生に十分注意し、工事の中断時又は一日の工事終了後には、管端にプラグ等で栓をし、汚水等が流入しないようにする。
イ 地震、災害時等における給水の早期復旧を図ることからも、道路境界付近には止水栓を設置しない。
ウ 不断水による分岐工事に際しては、水道事業者が認めている配水管口径に応じた分岐口径を超える口径の分岐等、配水管の強度を低下させるような分岐工法は使用しない。
エ 高水圧が生ずる場所としては、水撃作用が生ずるおそれのある箇所、配水管の位置に対し著しく高い箇所にある給水装置、直結増圧式給水による高層階部等が挙げられる。
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
- ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:正
- ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
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この過去問の解説 (1件)
01
以下に解説します。
「給水装置工事は、いかなる場合でも衛生に十分注意し、工事の中断時又は一日の工事終了後には、管端にプラグ等で栓をし、汚水等が流入しないようにする。」
正しい
理由:
給水装置工事では、衛生に十分注意することが重要です。
工事の中断時や一日の工事終了後には、管端にプラグ等で栓をし、汚水等が流入しないようにすることが求められます。
これは、管内への異物や汚染物質の侵入を防ぎ、水質の安全性を確保するための基本的な措置です。
「地震、災害時等における給水の早期復旧を図ることからも、道路境界付近には止水栓を設置しない。」
誤り
理由:
地震や災害時における給水の早期復旧を図るためには、道路境界付近に止水栓を設置することが重要です。
止水栓は、給水管の開閉やメンテナンスを行う際に使用され、被害範囲を最小限に抑える役割を持ちます。
したがって、「道路境界付近には止水栓を設置しない」という記述は誤りです。
「不断水による分岐工事に際しては、水道事業者が認めている配水管口径に応じた分岐口径を超える口径の分岐等、配水管の強度を低下させるような分岐工法は使用しない。」
正しい
理由:
不断水による分岐工事では、配水管の強度を低下させないように注意が必要です。
水道事業者が認めている配水管口径に応じた分岐口径を守り、過大な口径の分岐を避けます。
また、配水管に負担をかけるような分岐工法は使用せず、適切な工法を選択します。
これにより、配水管の安全性と信頼性を維持します。
「高水圧が生ずる場所としては、水撃作用が生ずるおそれのある箇所、配水管の位置に対し著しく高い箇所にある給水装置、直結増圧式給水による高層階部等が挙げられる。」
誤り
理由:
高水圧が生ずる場所としては、以下の箇所が挙げられます:
水撃作用が生ずるおそれのある箇所(正しい)
配水管の位置に対し著しく低い箇所にある給水装置(高度差による圧力増加)
直結増圧式給水による低層階部(増圧ポンプの影響)
記述では「配水管の位置に対し著しく高い箇所にある給水装置」となっており、これは低水圧が生じる場所です。
また、高層階部では通常、水圧不足を補うために増圧が必要ですが、高水圧が生じるわけではありません。
したがって、この記述は誤りです。
ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
誤りの理由:
アについて:
正しくは「正」です。
理由:
給水装置工事は、常に衛生に十分注意しなければなりません。
工事の中断時や一日の工事終了後には、管端にプラグ等で栓をし、汚水等が流入しないようにすることは基本的な措置です。
したがって、アは正しい記述です。
この選択肢では「ア:誤」としているため、誤りです。
イについて:
正しくは「誤」です。
理由:
地震、災害時等における給水の早期復旧を図るためには、道路境界付近に止水栓を設置することが重要です。
止水栓を設置することで、被害箇所を限定し、他の区域への影響を最小限に抑えることができます。
「道路境界付近には止水栓を設置しない」という記述は誤りです。
この選択肢では「イ:正」としているため、誤りです。
ウについて:
「ウ:正」であり、これは正しい評価です。
エについて:
「エ:誤」であり、これも正しい評価です。
この選択肢は正しいです。
ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:正
誤りの理由:
アについて:
正しくは「正」です。
理由は前述のとおりです。
この選択肢では「ア:誤」としているため、誤りです。
イについて:
正しくは「誤」です。
理由は前述のとおりです。
この選択肢では「イ:正」としているため、誤りです。
ウについて:
正しくは「正」です。
理由:
不断水による分岐工事では、配水管の強度を低下させるような分岐工法は使用しないことが重要です。
水道事業者が認めている分岐口径を遵守し、適切な工法を用いる必要があります。
この選択肢では「ウ:誤」としているため、誤りです。
エについて:
正しくは「誤」です。
理由:
高水圧が生ずる場所として、「配水管の位置に対し著しく高い箇所にある給水装置」は低水圧が生じる場所です。
また、「直結増圧式給水による高層階部等」は、水圧不足を補うために増圧が必要な場所であり、高水圧が生じるわけではありません。
この選択肢では「エ:正」としているため、誤りです。
ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
誤りの理由:
ウについて:
正しくは「正」です。
理由は前述のとおりです。
この選択肢では「ウ:誤」としているため、誤りです。
エについて:
正しくは「誤」です。
理由は前述のとおりです。
選択肢4では「エ:正」としているため、誤りです。
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