給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問25 (給水装置の構造及び性能 問6)
問題文
ア 自然侵食のうち、マクロセル侵食とは、埋設状態にある金属材質、土壌、乾湿、通気性、pH値、溶解成分の違い等の異種環境での電池作用による侵食である。
イ 鉄道、変電所等に近接して埋設されている場合に、漏洩電流による電気分解作用により侵食を受ける。このとき、電流が金属管に流入する部分に侵食が起きる。
ウ 地中に埋設した鋼管が部分的にコンクリートと接触している場合、アルカリ性のコンクリートに接している部分の電位が、接していない部分より低くなって腐食電池が形成され、コンクリートに接触している部分が侵食される。
エ 侵食の防止対策の一つである絶縁接続法とは、管路に電気的絶縁継手を挿入して、管の電気的抵抗を大きくし、管に流出入する漏洩電流を減少させる方法である。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問25(給水装置の構造及び性能 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
ア 自然侵食のうち、マクロセル侵食とは、埋設状態にある金属材質、土壌、乾湿、通気性、pH値、溶解成分の違い等の異種環境での電池作用による侵食である。
イ 鉄道、変電所等に近接して埋設されている場合に、漏洩電流による電気分解作用により侵食を受ける。このとき、電流が金属管に流入する部分に侵食が起きる。
ウ 地中に埋設した鋼管が部分的にコンクリートと接触している場合、アルカリ性のコンクリートに接している部分の電位が、接していない部分より低くなって腐食電池が形成され、コンクリートに接触している部分が侵食される。
エ 侵食の防止対策の一つである絶縁接続法とは、管路に電気的絶縁継手を挿入して、管の電気的抵抗を大きくし、管に流出入する漏洩電流を減少させる方法である。
- ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
- ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:正
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
ア 自然侵食のうち、マクロセル侵食とは、埋設状態にある金属材質、土壌、乾湿、通気性、pH値、溶解成分の違い等の異種環境での電池作用による侵食である。
→記述の通りです。
イ 鉄道、変電所等に近接して埋設されている場合に、漏洩電流による電気分解作用により侵食を受ける。このとき、電流が金属管に流入する部分に侵食が起きる。
→電流が金属管に流入する部分ではなく流出する部分に浸食が起きるため、この記述は誤りです。
ウ 地中に埋設した鋼管が部分的にコンクリートと接触している場合、アルカリ性のコンクリートに接している部分の電位が、接していない部分より低くなって腐食電池が形成され、コンクリートに接触している部分が侵食される。
→アルカリ性のコンクリートに接している部分の電位が、接していない部分より高くなって腐食電池が形成され、コンクリートに接触していない部分が侵食される為、この記述は誤りです。
エ 侵食の防止対策の一つである絶縁接続法とは、管路に電気的絶縁継手を挿入して、管の電気的抵抗を大きくし、管に流出入する漏洩電流を減少させる方法である。
→記述の通りです。
こちらが正答肢です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
金属管の侵食に関する問題では、「電流の流れ方と腐食の関係」をしっかり理解することが大切です。特に、漏洩電流が関わる侵食については、「流入部分は腐食しにくく、流出部分で侵食が起きる」というポイントを覚えておきましょう。
ア:正
マクロセル侵食は、異なる環境にある金属が電池のような働きをして腐食する現象を指します。土壌や水分の違いによって起こります。
イ:誤
電流が金属管に流入する部分ではなく、流出する部分で侵食が起こります。電流が金属を流れ出るときに電気分解が発生し、金属が失われるためです。
ウ:誤
鋼管がコンクリートと接触している場合、接触していない部分が侵食されます。アルカリ性のコンクリートに接している部分は保護され、腐食しにくくなります。
エ:正
絶縁接続法は、電気の通り道を断つことで漏洩電流を防ぐ方法です。管の腐食を防ぐために効果的です。
適当です。
「流出する部分が腐食する」という点を意識し、選択肢に「流入部分が腐食する」という表現があれば注意しましょう。細かな表現の違いを見逃さないことが重要です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問24)へ
令和5年度(2023年) 問題一覧
次の問題(問26)へ