給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問28 (給水装置の構造及び性能 問9)
問題文
ア 圧力式バキュームブレーカは、バキュームブレーカに逆圧(背圧)がかかるところにも設置できる。
イ 減圧式逆流防止器は、逆止弁に比べ損失水頭が大きいが、逆流防止に対する信頼性は高い。しかしながら、構造が複雑であり、機能を良好に確保するためにはテストコックを用いた定期的な性能確認及び維持管理が必要である。
ウ 吐水口と水を受ける水槽の壁とが近接していると、壁に沿った空気の流れにより壁を伝わって水が逆流する。
エ 逆流防止性能を失った逆止弁は二次側から逆圧がかかると一次側に逆流が生じる。
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問28(給水装置の構造及び性能 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
ア 圧力式バキュームブレーカは、バキュームブレーカに逆圧(背圧)がかかるところにも設置できる。
イ 減圧式逆流防止器は、逆止弁に比べ損失水頭が大きいが、逆流防止に対する信頼性は高い。しかしながら、構造が複雑であり、機能を良好に確保するためにはテストコックを用いた定期的な性能確認及び維持管理が必要である。
ウ 吐水口と水を受ける水槽の壁とが近接していると、壁に沿った空気の流れにより壁を伝わって水が逆流する。
エ 逆流防止性能を失った逆止弁は二次側から逆圧がかかると一次側に逆流が生じる。
- ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:正
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:正
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:正 イ:誤 ウ:正 エ:誤
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この過去問の解説 (2件)
01
ア 圧力式バキュームブレーカは、バキュームブレーカに逆圧(背圧)がかかるところにも設置できる。
→圧力式バキュームブレーカは、バキュームブレーカに逆圧(背圧)がかかるところには設置できない為、この選択肢は誤りです。
イ 減圧式逆流防止器は、逆止弁に比べ損失水頭が大きいが、逆流防止に対する信頼性は高い。しかしながら、構造が複雑であり、機能を良好に確保するためにはテストコックを用いた定期的な性能確認及び維持管理が必要である。
→記述の通りです。
ウ 吐水口と水を受ける水槽の壁とが近接していると、壁に沿った空気の流れにより壁を伝わって水が逆流する。
→記述の通りです。
エ 逆流防止性能を失った逆止弁は二次側から逆圧がかかると一次側に逆流が生じる。
→記述の通りです。
こちらが正答肢です。
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02
逆流防止に関する問題では、「装置ごとの適用範囲や特徴」を正確に理解しておくことが大切です。
ア:誤
圧力式バキュームブレーカは、逆圧(背圧)がかかる場所には設置できません。 バキュームブレーカは主に負圧(吸い込み圧)が発生した際に空気を取り込んで逆流を防ぐ装置です。しかし、逆圧がかかる環境では空気が流入しても水が押し戻されるため、逆流を完全に防止できません。逆圧がかかる場合には減圧式逆流防止器などが適しています。
イ:正
減圧式逆流防止器は逆流防止の信頼性が高く、構造が複雑です。維持管理のために定期的な性能確認が必要です。損失水頭が大きい(流れる水の圧力が低下する)点も特徴です。
ウ:正
吐水口が水槽の壁に近いと、水が壁を伝って逆流する可能性があります。これは毛細管現象に似た状態で、空気の流れによって水が逆流します。
エ:正
逆止弁が壊れて逆流防止機能を失うと、逆圧がかかったときに水が逆流します。これは逆止弁の基本的な役割である逆流防止機能が損なわれた状態です。
適当です。
試験では、装置の名称や特徴だけでなく、「どの状況で使えるか、使えないか」が問われることが多いので、設置場所や圧力の状況とセットで覚えると理解が深まります。
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