給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問41 (給水装置の概要 問1)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問41(給水装置の概要 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

ライニング鋼管に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  ライニング鋼管は、管の内面、あるいは管の内外面に硬質ポリ塩化ビニルやポリエチレン等のライニングを施し、強度に対してはライニングが、耐食性等については鋼管が分担できるようにしたものである。
イ  硬質塩化ビニルライニング鋼管は、屋内配管には SGP-VA、屋内配管及び屋外露出配管にはSGP-VB、地中埋設配管及び屋外露出配管には SGP-VD が使用されることが一般的である。
ウ  管端防食形継手は、硬質塩化ビニルライニング鋼管用、ポリエチレン粉体ライニング鋼管用としてそれぞれ別に規格化されている。
エ  管端防食形継手には、内面を樹脂被覆したものと、内外面とも樹脂被覆したものがある。外面被覆管を地中埋設する場合は、外面被覆等の耐食性を配慮した継手を使用する。
  • ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:誤
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正

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この過去問の解説 (2件)

01

ア  ライニング鋼管は、管の内面、あるいは管の内外面に硬質ポリ塩化ビニルやポリエチレン等のライニングを施し、強度に対してはライニングが、耐食性等については鋼管が分担できるようにしたものである。
強度に対しては鋼管が、耐食性等についてはライニングが分担できるようにしたものであるため、この記述は誤りです。

 

イ  硬質塩化ビニルライニング鋼管は、屋内配管には SGP-VA、屋内配管及び屋外露出配管にはSGP-VB、地中埋設配管及び屋外露出配管には SGP-VD が使用されることが一般的である。

→記述の通りです。


ウ  管端防食形継手は、硬質塩化ビニルライニング鋼管用、ポリエチレン粉体ライニング鋼管用としてそれぞれ別に規格化されている。

→それぞれ別に規格化されておらず兼用の為、この記述は誤りです。


エ  管端防食形継手には、内面を樹脂被覆したものと、内外面とも樹脂被覆したものがある。外面被覆管を地中埋設する場合は、外面被覆等の耐食性を配慮した継手を使用する。

→記述の通りです。

選択肢3. ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正

こちらが正答肢です。

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02

ライニング鋼管と言われても、何のことと思う人もいるのではないでしょうか。現場や資材の発注などでは、余り使う事はありません。給水管については、同じ物でも、人や、現場によって呼び方が変わります。

 

例えば、20Aの給水管(パイプ)では、VP-、VA、VB、白、ライニングなどと略しての呼び方をしているのではないでしょうか。

 

ア誤:強度に対しては鋼管です。

イ正:適切です。

ウ誤:それぞれ別に規格化されておらず兼用の為です、

   分かりやすく言えば鉄管とVP管の事を言います。

エ正:外面被覆等の耐食性を配慮した継手で、

   この問題は、全ての使用材があっています。

選択肢3. ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正

適当です。

まとめ

難しい言葉で書いてありますが、管端防食形継手などは普段使うことはないでしょう。鉄管で言えば、PQ継ぎ手、白、などと呼んでいます。

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