給水装置工事主任技術者 過去問
令和6年度(2024年)
問3 (公衆衛生概論 問3)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和6年度(2024年) 問3(公衆衛生概論 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

平成8年6月埼玉県越生(おごせ)町において、水道水が直接の感染経路となる集団感染が発生し、約8,800人が下痢等の症状を訴えた。この主たる原因として、次のうち、適当なものはどれか。
  • クリプトスポリジウム
  • 病原性大腸菌O(オー)157
  • 赤痢菌
  • レジオネラ属菌

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この過去問の解説 (1件)

01

平成8年6月に埼玉県越生町で発生した集団感染の原因は、クリプトスポリジウムという寄生虫でした。この病原体は水道水を介して広がり、約8,800人が下痢などの症状を訴えました。

選択肢1. クリプトスポリジウム

適当です。

クリプトスポリジウムは、塩素消毒に強い耐性があり、通常の水道水の消毒方法では完全に除去できないことが特徴です。そのため、この事件を契機に膜ろ過設備の導入水道水の管理基準の見直しが進められました。

選択肢2. 病原性大腸菌O(オー)157

不適当です。

食べ物を介して感染することが多く、水道水が主な感染経路になることは少ないです。

選択肢3. 赤痢菌

不適当です。

主に食品や接触感染によって広がり、水道水を介した大規模な集団感染の事例は少ないです。

選択肢4. レジオネラ属菌

不適当です。

温泉や冷却塔の水を介して感染し、主に呼吸器系の病気(レジオネラ症)を引き起こします。

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