給水装置工事主任技術者 過去問
令和6年度(2024年)
問16 (給水装置工事法 問7)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和6年度(2024年) 問16(給水装置工事法 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

水道メーターの設置に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  水道メーターは、原則として道路境界線に最も近接した宅地内で、水道メーターの計量及び取替え作業が容易であり、かつ、水道メーターの損傷、凍結等のおそれがない位置に設置する。
イ  水道メーターの設置に当たっては、傾斜して取り付けると、水道メーター性能、計量精度や耐久性を低下させる原因となるので、水平に取り付けるが、電磁式のみ取付姿勢は自由である。
ウ  適正な計量を確保するため水道メーターの器種(大口径の羽根車式等)によっては、水道メーター前後に所定の曲管部を確保する必要がある。
エ  集合住宅の配管スペース内の水道メーター回りは弁栓類、継手が多く、漏水が発生しやすいため、万一漏水した場合でも、居室側に浸水しないよう、防水仕上げ、水抜き等を考慮する必要がある。
  • ア:正  イ:正  ウ:正  エ:誤
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤
  • ア:誤  イ:誤  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

ア○
水道メーターは計量や交換の作業がしやすく、壊れたり凍結したりしにくい場所を選ぶことが基本とされています。道路境界線に近い宅地内に設置するのは、検針などの手間を減らす上でも大切です。

 

イ○
メーターを傾けて取り付けると計量精度や耐久性に悪影響が出るため、水平に取り付けるのが一般的です。電磁式は構造上、比較的自由な姿勢での設置が可能ですが、メーカーによっては条件を定めている場合もあります。ただ、この記述の内容自体は設置基準の考え方として正しいといえます。

 

ウ✕
誤りのあるポイントは「所定の曲管部を確保する」という表現です。実際には、正確な計量を保つために直管部を十分に確保することが求められます。曲がった配管が多いと水の流れが乱れ、メーターの精度に影響しやすいため、ここでの表現は正しくありません。

 

エ○
集合住宅の配管スペースにはバルブや継手が集中していることが多く、水漏れが起こると被害が大きくなるおそれがあります。そのため、漏水時に居室側へ水が入り込まないよう、防水仕上げや排水の対策をしておく必要があります。

選択肢2. ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正

適当です。

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