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看護師の過去問 第103回 午前 問90

問題

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Aさん(85歳、女性)は、1人で暮らしており、高血圧症(hypertension)がある。物忘れがあり、要支援2の認定を受け、通所介護と訪問看護を利用している。Aさんの長女は他県に住んでいる。
Aさんの健康状態を維持するために訪問看護師が行う支援で適切なのはどれか。2つ選べ。
   1 .
服薬管理の支援を行う。
   2 .
水分の摂取状況を把握する。
   3 .
入浴は控えるよう助言する。
   4 .
Aさんの長女に同居を勧める。
   5 .
1人で買い物に行かないように助言する。
( 看護師国家試験 第103回 午前 問90 )
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この過去問の解説 (3件)

1
Aさんは高血圧症があるため、何らかの降圧剤の内服を行っていると考えられます。そのため、1.服薬管理の支援をまず、行う必要があります。物忘れもあるため、飲み忘れもあると思われます。なるべく飲み忘れがないように支援する必要があります。
さらに高血圧は血管抵抗が高くなるため血圧が高くなるわけですが、血流が悪くなるとさらに、血管抵抗が高くなり血圧が高くなります。血液は血漿と血球に分けられますが、血漿の方の95%は水分です。そのため、体内の水分量が少なくなるとドロドロになりさらに血圧が高くなります。高齢者は喉の渇きに気づきにくくなります。そのため、2.水分の摂取状況を把握する必要があります。
1人暮らしで3.入浴は控えるよう助言しなければならないほど、ADLが落ちているのか、もしくは血圧の変動が大きいのか、この設問だけではわかりません。ただ、要支援2の判定が出ている点から、まだ一人で入浴ができないほどADLが落ちているとは考えられません。
5.一人で買い物に行かないよう助言するも同様に、設問にある物忘れが認知症で徘徊する程なのか、自宅に帰ることができない程なのか、がわかりません。よって3.5.は不適と考えます。
他県に住んでいる長女へ同居を勧める、というのは訪問看護師の援助の範囲を超えていると思います。どの程度の介護が必要なのか、この設問だけでは分かりかねます。不適と考えます。

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0
正解は、1と2です。

高血圧の治療は、内服薬の服用にて血圧のコントロールをすることが重要です。物忘れがありますが、確実に内服できるように、訪問看護師は援助する必要があります。
水分摂取量の低下は、血圧を上昇させ、他の疾患を引き起こす原因となります。

3 血圧の値が高値の場合、入浴を控える必要があります。設問の内容には、血圧の数値の記載がなく、入浴を控える状況とは判断できません。

4 在宅での生活に対する看護の提供が訪問看護師の役割です。長女へ同居を勧めることは、該当しません。

5 どの程度、もの忘れがあるのか設問内容から不明です。一人で買い物に行かないように助言できるか分かりません。

0
持病として高血圧症があるため、まず優先事項は適切な薬物治療を行うことです。物忘れがある場合、服薬自己管理が難しいことが想定されますので、選択肢1のような服薬管理の支援を行います。
また、物忘れがあるため、水分摂取の必要性を忘れる可能性があります。高血圧症であることから、適切な水分摂取を行うことが必要ですので、看護師で水分管理を行います。したがって、1、2が正解です。
なお、3 入浴を控えること、5 1人で買い物に行かないように助言すること、はAさんの健康状態を維持するためには関係がありません。また、ここまで生活の制限が必要であるか否かはこの設問だけでは把握できませんので、3、5は不適切です。
4 長女の同居は、条件が整いできるのであれば理想的ですが、この設問だけでは、他県で生活している長女を移動させるほどの同居の必要性は読み取れません。現在、通所介護・訪問看護を利用しており、必要な支援も受けれていると考えられますので、4は不適切です。

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