1.○
起座位は、上半身を起こしオーバーテーブルなどに寄りかかる前傾姿勢をとった体位です。
横隔膜が下がり、呼吸面積が広がることと、心臓に戻ってくる血液量が減ることから呼吸が楽になります。
2.×
仰臥位では、胸郭が広がりにくく呼吸面積が狭くなるので、呼吸困難のある患者の姿勢には不適切です。
3.×
砕石位とは、仰臥位で両脚を挙上して開脚し、膝を曲げた状態で下肢を固定して得られる体位のことです。泌尿器科や婦人科、肛門・直腸などの消化器系で診察や手術をする時にとる体位です。
静脈還流量が増えるので、呼吸困難の患者の体位としては不適切です。
4.×
骨盤高位とは、お尻の下にクッションなどで床から15~20cmの高さを保ち、立て膝の状態で仰臥位をとった体位です。
下がっていた子宮を上に上げたい時にとる姿勢になります。