看護師の過去問
第103回
午後 問170

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問題

看護師国家試験 第103回 午後 問170 (訂正依頼・報告はこちら)

B型肝炎(hepatitis B)と比べたC型肝炎(hepatitis C)の特徴について正しいのはどれか。
  • 劇症化しやすい。
  • 性行為による感染が多い。
  • 無症状のまま慢性化しやすい。
  • ワクチン接種による感染予防対策がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.誤り。劇症化しやすいのはB型肝炎の特徴です。

2.誤り。C型肝炎はB型肝炎ウイルスと比較すると感染力が弱いため、性交渉で感染することは稀です。性行為による感染が多いのはB型肝炎です。

3.正解。C型肝炎は感染しても症状が顕在化しにくく、慢性化の経過を辿りやすいのが特徴です。

4.誤り。ワクチン接種が有効なのはB型肝炎です。C型肝炎ワクチンは実用化に至っていません。

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02

1.×
 劇症化しやすいのはC型肝炎よりもB型肝炎です。
2.×
 C型肝炎の感染は血液による感染が主です。
3.〇
 無症状のまま経過し、気づいた時には肝硬変や肝癌へと移行していることも多いです。
4.×
 B型肝炎はワクチンがありますが、C型肝炎はまだありません。

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03

1 . 劇症化しやすい→劇症化しやすいのはB型肝炎です。C型肝炎は劇症化せず慢性化することが多いため、誤りとなります。

2 . 性行為による感染が多い→B型肝炎では主に血液・体液を介して感染します。C型肝炎は主に血液を介して感染し、性的接触による感染は少ないです。性行為による感染が多いのはB型肝炎であり、誤りとなります。

3 . 無症状のまま慢性化しやすい→C型肝炎にウイルスに感染すると約70%が持続感染となり、慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進行しますが、自覚症状がないことも多く、感染していることを知らない場合が多いのが現状となっています。C型肝炎ウイルスに感染すると約70%が慢性肝炎を発症します。

4 .ワクチン接種による感染予防対策がある→B型肝炎について述べているため、誤りとなります。

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