看護師の過去問
第103回
午後 問228
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問題
看護師国家試験 第103回 午後 問228 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(17歳、女子、高校生)は、3か月前から月経初日に腹痛や腰痛が生じて、学校を休むようになったため婦人科を受診した。Aさんの月経周期は26~34日、持続日数は4~6日である。Aさんはコーヒーを毎朝1杯飲んでおり、運動習慣はない。Aさんは身長162cm、体重55kgであり、既往歴に特記すべきことはない。
診察の結果、器質的病変は確認されなかった。Aさんは「生活で何か気を付けることはありますか」と尋ねた。
Aさんへの月経時の生活指導で適切なのはどれか。
Aさん(17歳、女子、高校生)は、3か月前から月経初日に腹痛や腰痛が生じて、学校を休むようになったため婦人科を受診した。Aさんの月経周期は26~34日、持続日数は4~6日である。Aさんはコーヒーを毎朝1杯飲んでおり、運動習慣はない。Aさんは身長162cm、体重55kgであり、既往歴に特記すべきことはない。
診察の結果、器質的病変は確認されなかった。Aさんは「生活で何か気を付けることはありますか」と尋ねた。
Aさんへの月経時の生活指導で適切なのはどれか。
- 安静の保持
- 腰部の温罨法
- コーヒー摂取量の増量
- 腹部を締めつける下着の着用
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この過去問の解説 (3件)
01
月経時に腰痛や腹痛が生じていることから、温罨法にて子宮を温め、血流量を増やす必要があります。
1 全身の血流を増やしたほうが、月経による不快症状が軽減します。軽い運動はしたほうが良いです。
3 コーヒーは、体を冷やす作用があります。月経中は、コーヒーは控えたほうが良いです。
4 腹部を締め付けることで、血流が悪くなります。腹部を締め付ける下着は、着用すべきではありません。
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02
1:生理痛は、子宮の筋肉の収縮が原因であり、血流が悪いとかえって痛みを強くするといわれています。よって、血流をよくすることが効果的であり、軽い運動程度であれば、した方がいいです。
2:温罨法により血流が促進されるため、生理痛緩和には効果的です。
3:コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる効果があるため、血液循環を悪くさせ体の冷えを招きやすなり、生理痛を悪化させる可能性があります。また、鉄分の吸収も阻害するため、貧血を起こしやすくなります。
4:腹部を締め付けることで、骨盤内の血行が悪くなります。血行が悪くなることで生理痛が悪化する可能性があります。
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03
1:通常の疼痛であれば、安静を勧めるのも有効ですが、生理痛の場合の安静は血流の停滞を招き、腹部周囲を冷やすため、悪化する場合もあります。
様子を見つつ、全身のストレッチや下肢のマッサージなどの軽い運動を勧めるのがよいでしょう。
2温罨法により下腹部、特に子宮周辺の血流が良くなると生理痛は軽減しやすいため、この選択肢は有効です。
3:コーヒーと生理痛の関連性は特にないため、この選択肢は誤りです。
むしろ、一説によるとコーヒーに含まれるカフェインが交感神経を刺激し、抹消の血流を増幅させるため、子宮周辺の血流が減ってしまい、悪化するとも指摘されています。
4:生理痛は血流が低下することにより起こると考えられており、あまり締め付けの強い下着は悪化する可能性もあります。
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