正解は 1 です
画像の洋式便器は器具全体が厚みがあり、床上での排泄の場合、腰を自力であげることができる対象に適しています。
排泄中もその姿勢を保つ必要があるため、安定した位置に設置することが重要です。
1:○
上記でも解説したように、安定した場所に設置する必要があるため、器具の広い部分を体重のかかる臀部の下に配置します。
便器の開口部の端を仙骨の突起部あたりにくるように設置することで、便器のぐらつきも軽減できます。
女性の排泄の場合、設置場所が後ろすぎると尿が便器外へ飛び出す危険もあり、反対に前すぎると重力に従い、尿が臀部側へ流れてしまうため、シーツを汚染する危険性があります。
そのため陰部・肛門部が便器の中央にくるよう設置します。
2:×
この配置では、重力に従って流れた尿が便器の縁を伝ってシーツを汚染する危険性が高まります。
3:×
肛門部が中央にあるのは良いのですが、体重のかかる仙骨部が便器の狭い方に乗っているため、排泄中に安定しません。
この差し込み方は便器自体の厚さが薄い和式便器の差し込み方です。
4:×
体重のかかる仙骨部が便器の狭い方に乗っており、バランスが悪い上、流れた尿が縁を越えてあふれる危険性が高いです。