看護師の過去問
第104回
午前 問75
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問題
看護師国家試験 第104回 午前 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
災害発生後の時期と災害看護活動の組合せで最も適切なのはどれか。
- 災害発生直後〜数時間―食中毒予防
- 災害発生後3日〜1週―外傷後ストレス障害〈PTSD〉(post-traumatic stress disorder)への対応
- 災害発生後1週〜1か月―廃用症候群の予防(disuse syndrome)
- 災害発生後1か月以降―救命処置
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この過去問の解説 (3件)
01
災害発生直後〜数時間:傷病者の救命措置、トリアージ、救護所の設営などを行います。
災害発生後3日〜1週間:集団生活や衛生状況の悪化による食中毒や感染症が発生しやすくなります。
被災地外から医療チームが派遣されるため、救護員の調整も必要です。
災害発生後1週間〜1ヶ月:避難生活が長くなり、廃用症候群や下肢静脈血栓症のリスクが高まる時期です。
災害発生後1ヶ月以降:被災者の自立支援や、継続的なこころのケアを中心に行います。
強烈なショック体験、強い精神的ストレスを受けたことが原因で、フラッシュバックや不眠などの身体的症状などが1ヶ月以上続く状態を心的外傷後ストレス障害(PTSD)といいます。
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02
1.誤り。災害発生直後〜数時間は傷病者の救命措置が優先されます。
2.誤り。災害発生後3日〜1週は環境の変化による食中毒や感染症に対する衛生管理を実施する時期です。
3.正解。災害発生後1週〜1か月は仮設住宅等への入居が決まるまで避難所での生活が中心となる時期です。この時期は閉じこもりや活動範囲の低下による廃用症候群、下肢静脈血栓症への対応を実施します。
4.誤り。災害発生後1か月以降はPTSDへの対応を実施する時期です。強い精神的負荷を受けたことが原因で、不眠やフラッシュバック等の症状が一ヶ月以上持続する場合を心的外傷後ストレス障害(PTSD)といいます。
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03
1:災害発生直後は、救命救急処置を最優先して行います。
2:災害発生3日~1週間は食中毒、感染症のリスクが高まります。PTSDはフラッシュバックや強い恐怖感、不眠などの症状が1ヵ月以上持続する場合に診断されます。1ヵ月以内に治まる症状は、急性ストレス障害(ASD)と診断されます。
3:災害発生1週間~1ヵ月:避難生活が長くなり、廃用症候群のリスクが高まる時期です。
4:災害発生1ヵ月~:避難生活が長期化し、ストレスの負荷が大きくなる頃です。またPTSDのケアも必要となってきます。
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