看護師の過去問 第104回 午後 問160

サーガディアンリズムとは、昼間は起きて夜間は眠るといった私たちの遺伝子に組み込まれた約24時間の体内時計です。
サーガディアンリズムは太陽の光を浴びることでリセットされるため、正解は　1　の毎朝同じ時刻に起床するように促すとなります。
サーガディアンリズムは毎日リセットしないと、徐々にズレが生じるため、太陽の光を浴びることが関係しないほかの選択肢は誤りとなります。

正解：1 . 毎朝同じ時刻に起床するよう促す。

解説：
サーカディアンリズムとは、日本語では概日リズムといい、昼間は覚醒し、夜間は睡眠をとる様1日のリズムを調整する24時間周期のメカニズムです。概日リズムは内在的に形成されるものですが、光や温度、食事など外界からの刺激によって修正されるものであるため、朝は同じ時間に起床し、日光の光を浴びることで周期をリセットする必要があります。

サーカディアンリズム（概日周期）についての設問です。

規則的な生活習慣によって、体内時計が整えられることにつながるので、決まった時間に起きることが適切な解答となります。

他の解答で体内時計を整えるためには、日光を浴びることが大切ですので、２．の解答は反することですので、誤りです。

３．の昼寝についてもあえてとる必要性は問題からは感じられないため、誤りです。

４．の就寝時にコーヒーなどのカフェインを含む飲料を摂取することは入眠前の行動としては眠れなくなるおそれがあり、こちらも誤りと考えます。