看護師の過去問
第104回
午後 問166
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問題
看護師国家試験 第104回 午後 問166 (訂正依頼・報告はこちら)
与薬方法で正しいのはどれか。
- 筋肉内注射は大殿筋に行う。
- 点眼薬は下眼瞼結膜の中央に滴下する。
- バッカル錠は、かんでから飲み込むよう促す。
- 口腔内に溜まった吸入薬は飲み込むよう促す。
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この過去問の解説 (3件)
01
点眼薬は、舌瞼を引き下げて結膜の中央に滴下します。正解は 2 です。
バッカル錠は、奥歯とほほの間に挟み、口腔粘膜から吸収させる薬です。このため3は誤りです。
口腔内にたまった吸入薬はうがいをして出します。
このため4は誤りです。
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02
1.筋肉内注射は中殿筋または上腕の三角筋に行います。
3歳以下の小児では大腿上部が推奨されます。
2.点眼薬は、下眼瞼(下まぶた)を引き下げて、点眼薬の容器がまぶたや眼球に触れないようにし、結膜の中央に滴下します。
3.バッカル錠は、薬剤成分を口腔粘膜からゆっくりと吸収させる薬なので、奥歯と頬の間に挟んで自然に溶けるまで噛んではいけません。
4.吸入薬は、薬剤を霧状に噴出させたものを口から吸いこみ、肺や気管支から吸収します。
吸入後はうがいをし、口腔内に溜まった薬液を飲み込まないようにします。
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03
解説:点眼薬は下眼瞼を引き下げ、結膜の中央に行います。
1 . 筋肉内注射は大殿筋に行う。:筋肉内注射は上腕では三角筋、殿部では中殿筋に行います。
3 . バッカル錠は、かんでから飲み込むよう促す。:バッカル錠とは奥歯と頬の間に挟み、口腔粘膜から吸収させる薬です。かんで飲み込んではいけません。
4 . 口腔内に溜まった吸入薬は飲み込むよう促す。:吸入薬は気管や気管支から吸収され、効果を発揮する薬剤です。口腔内に溜まった吸入薬は飲み込まず、口をすすぐ必要があります。
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