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看護師の過去問 第104回 午後 問176

問題

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Aさん(59歳、男性)は、経尿道的前立腺切除術後1日で、強い尿意を訴えているが腹部超音波検査で膀胱に尿は貯留していない。Aさんは、体温36.9℃、脈拍88/分、血圧128/86mmHgであった。尿は淡血性で混濁はなく蓄尿バッグ内に3時間で350mL貯留している。
この状態で考えられるのはどれか。
   1 .
尿道狭窄
   2 .
尿路感染症(urinary tract infection)
   3 .
膀胱刺激症状
   4 .
膀胱タンポナーデ
( 看護師国家試験 第104回 午後 問176 )
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この過去問の解説 (3件)

1
バック内に尿がたまっていることから、カテーテルは尿道を通り膀胱へきちんと挿入されていることがわかります。このことから尿道狭窄は起こしておらず、1は誤りです。

尿に混濁は見られず、発熱も起こしていないことから尿路感染の可能性は低いです。

手術後の刺激により、膀胱刺激症状にて強い尿意を感じていると考えられます。正解は 3 です。

膀胱には尿は貯留していないことから、膀胱タンポナーデは起こしていないことが分かります。4は誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解:3 . 膀胱刺激症状

解説:
1 . 尿道狭窄:今回の事例では、超音波検査で膀胱内に尿の貯留は認めず、蓄尿バック内に尿が貯留していることから尿道狭窄は考えにくいです。

2 . 尿路感染症(urinary tract infection):貯留している尿は淡血性ではあるが、混濁はない為尿路感染症は考えにくいです。

3.膀胱刺激症状:手術後であり、手術時の刺激や挿入されている膀胱留置カテーテルの刺激、術後の一時的な炎症による膀胱刺激症状が考えられます。

4 . 膀胱タンポナーデ:何らかの理由で尿道が閉塞してしまった場合に、尿が大量に膀胱内に貯留した状態を膀胱タンポナーゼという。今回の事例では、膀胱内に尿の貯留が認められないことから考えにくいです。

0
正解は3です。

1.経尿道的前立腺切除術後に起こりる合併症として、尿路閉塞があります。
しかし「畜尿バックに尿が溜まっている」という点より、尿道カテーテルが挿入されていることが分かり、カテーテルを通って尿が出ているので、尿道閉塞は起こしていません。

2.強い尿意は尿路感染でもみられる症状です。
しかし「尿は淡血性で混濁はない」という点より、出血は手術後のものであり、尿混濁がないため、尿路感染とは考えにくいです。

3.経尿道的前立腺切除術後1日目であることから、術後の炎症や尿道カテーテル留置による膀胱刺激症状である可能性が高いと考えられます。

4.「膀胱タンポナーデ」とは、血液の塊が尿道を閉塞し、膀胱内に多量の尿が貯留する状態です。
「腹部超音波検査で膀胱内に尿の貯留なし」「畜尿バック内に尿が貯留している」という点より、膀胱タンポナーデの可能性は考えにくいです。

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