看護師の過去問
第104回
午後 問190
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問題
看護師国家試験 第104回 午後 問190 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさん(70歳、男性)は、1人で暮らしている。慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)のため1週前から在宅酸素療法(0.5L/分、24時間持続)が開始された。Aさんは階段の昇降時に息切れがみられる。
自宅での入浴の方法に関する訪問看護師の説明で最も適切なのはどれか。
自宅での入浴の方法に関する訪問看護師の説明で最も適切なのはどれか。
- 脱衣は看護師が全介助する。
- 浴槽に入ることは禁止する。
- 身体を洗うときはシャワーチェアを使う。
- 入浴中は携帯用酸素ボンベを利用できない。
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この過去問の解説 (3件)
01
在宅酸素療法をしていても、浴槽には入ることは可能であり体調を見ながら入浴してかまわないため2は誤りです。
体を洗う時は前傾姿勢などは呼吸の負担になるため、シャワーチェアの使用は適しています。正解は 3 です。
入浴中も酸素を使用できます。むしろ入浴は運動量が多いため、酸素は必ず使用するようにします。
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02
解説:
前屈姿勢を避けるため、シャワーチェアを使用し、無理な姿勢は避けるよう工夫します。自分でできていることは介助する必要はなく、浴槽に入る時間を考慮し、長時間出なければ浴槽に入り、入浴できます。また、酸素チューブは装着したままで入浴可能であり、ボンベも使用できます。
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03
歩行や階段の昇降など、労作時に呼吸困難や喘鳴、咳嗽を生じます。
喫煙歴のある中高年に多く発生します。
正解は3です。
1.Aさんは独り暮らしができていることから、日常生活は自立していると考えられます。
脱衣の介助は必要ありません。
2.入浴中は、酸素消費量の増加や水圧が呼吸に影響を及ぼすことが考えられますが、短時間の半身浴であれば可能です。
3.前屈姿勢は呼吸に負担がかかります。
体を洗う時はシャワーチェアの使用をすすめます。
4.携帯用酸素ボンベであれば、持ち運びが可能です。
浴室の外に携帯用ボンベを置き、延長チューブを使用すれば、入浴中でも酸素吸入が可能です。
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